2014-01-01から1年間の記事一覧

愛の巡礼(またの名をネットサーフィン)

なんかもう人としてダメだと思う、そんな35才の初夏。ネット上で週末の浜崎あゆみのチケットを物色する傍ら、なぜかついでにもうひとつ『ベルサイユのばら』『オスカル編』『宙組』を検索してしまう午後だ。 ダメよmoeringal、そのチケットは一見、あゆの名…

おとめ、開封 〜OGさんいらっしゃい編

先生も出演なさっている宝塚100周年記念OG公演『セレブレーション100!宝塚〜この愛よ永遠に〜』の東京公演を、4月に本帰国された歴戦のプロ駐在妻・シオリさん(仮名)と観てきました。新人さんの次はOGだよ!シオリさんとの再会と表参道の素敵なお店でのラ…

おとめ、開封 〜新人さんいらっしゃい編 (2)

さて、ようやく本題の新人公演です。 券をもぎってもらってふたたびあの古き佳き華やかな日本を思わせる劇場内に入るなり、通常公演のロビーではあまり見かけない人たちが目につきます。恐らくは同期の活躍を観に来たのかいかにも現役の若いタカラジェンヌと…

おとめ、開封 〜新人さんいらっしゃい編 (1)

それは2014年5月20日、午後5時過ぎ。私はひとり、何やら茫然自失の様子で兵庫県宝塚市をさ迷っていました。確かに海外永住者向けの新幹線ひかり自由席までなら乗り放題できるJRレイルパスの有効期間中の出来事、東京で友人に会ったり大阪の義父母を訪ねたり…

おとめ、開封 〜ちょっと待ってよ編

ひょんなことから始まった「わたしと宝塚歌劇」シリーズ、基本的には礼賛三昧の内容で別にいいと思ってるんですが、今回はちょっと苦言を呈したいと思います。って、劇団そのものに関するモノではないんだけど。 帰国する度、東京を通過する度、大阪付近を通…

「アナ雪」ブームを考える

季節外れにも何だかものすごい評判イイっぽいですよねえ、『アナと雪の女王』。わたし、薄々Yahooニュースとかで(←日本を離れている時の主な情報源)知ってたので、飛行機の機内でなんですけど観たんです、しかも2回も(最初、ユナイテッド便で英語版を観て…

女王なき世界の女王〜「ベルサイユのばら・オスカル編」

やー、観てきました宝塚の『ベルばら』。濃すぎるGWバスツアーの中身やら何やらいろいろ言いたいことはあるのですが、とりあえず興奮の記憶だけ記録しておこう。 私はどうも、宝塚歌劇を(意図的に!)いっさい忌避して30過ぎていきなりその世界に飛び込んだ…

おとめ、開封 〜「フォッ!」と叫び続ける3日間

さて、そんなわけで日本に帰っています。mikuちゃんの結婚式も無事終わり、翌日には宝塚観劇もキメてきました。いやあ、花嫁自らがオープニングスピーチでそう言い放った旧フォーシーズンズ椿山荘の料亭棟での大人婚もすごくよくて感動したし、大人なトップ…

視聴率なんて

視聴率なんてなくていいじゃない別に、と思う沢尻エリカ主演ドラマ『ファースト・クラス』。私、好きだわーこういうの。『プラダを着た悪魔』の日本集団劇バージョンって感じで。いじめられ役と言いつつ最後はのし上がるんだろうから、エリカ様のこっそり気…

運のいい人悪い人

・うちの目の前のスーパーで22時ごろ、謎の捕り物があった。徒競走のスタート的な銃声→パトカー10台大集合→消防車も登場→30分で解散、というスピーディさに、「なんだなんだ、モデルガン強盗か何か?」と思っていたら、バッチリ人が亡くなっていたらしい。ip…

細胞レベルで“モテる”女

STAP細胞のオボカタさんって、表情がいちいち絶対「アタシって可愛い」って思っていそうだな、と思う。そしてそれに気づかない男達が群がりそうな、ものすごく完璧な「隙」のある容姿だとも思う。割烹着なのにカラーリングしてキッチリ髪の毛をまとめもしな…

やっぱり彼女が好き〜チケット貧乏3

浜崎あゆみのライフスタイルブックがようやくオットのオフィスに届いた。なんか、なんか、何これ…とりあえず私のニーズにだけはめっちゃ合ってる…!!! ミュウミュウの既成服着てた頃からのあゆ好きとしては納得、かつ待ってましたなブランドコレクション披露…

フリーダムの憂鬱

季節の変わり目のせいか風邪を引いている。ここ最近の早目サイクルからすれば、たぶんあと1日2日のうちに生理になる。あーーーーーーーー、体調悪い。 遊ぶ予定とかボランティアで顔を出しているちょっとしたライティング仕事とか淑女のカードゲームの自主練…

雑誌ごしの再会

オットの会社が設定してくれている“雑誌の定期購読の送料を負担してくれる”制度をありがたく使って読んでいる『25ans』4月号が、発売後1か月以上経ってようやく届いた。っていうか「今月はいやに順調に来たなー」とか思っていたら、先月号でやんの。付録のケ…

エレファントの歌が流れゼブラが夜空に飛ぶGW

わずか数週間前に、4−5月の冠婚葬祭に合わせた一時帰国が壮絶な宝塚トライアスロンのような状況になりそうでチケット代でお金が飛んでいく…と書いた私ですが、ここへ来てある情報を得る。 …5月にTMネットワークが名古屋でコンサートをする(フィルムコンサー…

あいにきてサウダージ

「東洋人街の安い和定食屋の2Fがカラオケボックスになっていて、わりと使いやすいらしい」 …という噂を聞きつけて、どこからか4人の駐在妻が集まった。AさんとBさんは同じマンション、AさんとCさんはゴルフ仲間、BさんとDさんは語学学校の同級生、CさんとDさ…

労働の需要と供給

うーーーーーーーーーーーん、世の中は私をまだ働かせようとするのか。 結婚しても何ひとつ家事をすることができずにひたすら外食代とタクシー代が家計を逼迫していたとき、私は試算の結果「何もこんなにカネの出入りが激しい暮らしをしなくても、月に8万円…

いやいや、まさか

友人にコウトノリが来たのだという。とりあえず、以前彼女が『VERY』を眺めて過剰反応していたキャッチフレーズ“ふたりめ不妊”というわけではなかったようでおめでとうございます。これから数か月、健やかに過ごせますように。 一方私はというと、子どもが欲…

アントワネットのいないベルばらなんて

何だこれーーーーーーーーーーーーーーーーー! 毎日定点観測している宝塚歌劇団HPでアップデートされていた、私が宝塚に興味を持って以来、初めて本気出してチケット取りに挑んだ(注:一般発売は4月。宝塚の人気チケットは基本先手必勝なのだとようやく学…

過ぎた月日におどろくばかり(年齢別女性ファッション誌雑感)

うっひょーーーーーーーーー。梨花が引く、ということ以上に、『Sweet』が創刊15年という事実に驚くばかりです。創刊当初から読んでたからなあ、でもその頃はまだ大学生とかで、まだサブカル少女ぶりたくて『CUTiE』も読んでたっけ。 ちょうど「大人可愛い」…

海外生活に向く人

世にいうところの駐在妻となってはや2年経つ自分であるが、ひさしぶりに強烈に不思議な人と出会った。彼女は、(会社補助の出ない)インターナショナルスクールに娘を入れたせいか非常にお金がない、らしい。新しく来た人で、運転手付のクルマの利用を許可さ…

おとめ、開封 〜(元)お嬢さまのチケット編

「もーーーーーーーーー何なのようこの席、ナメてるとしか思えないわ! 後ろから5番目の席なんて、屈辱よ、屈辱!」 母がものすごい勢いでスカイプしてきたと思ったら、私が阪急交通社で取ってあげた“宝塚歌劇団 雪組全国ツアー公演『ベルサイユのばら−オス…

チケット貧乏(その後・割高チケットについて)

前回の続き、というか経過報告。 サポ村の仮申込みまでしたのですが、結局コロンビア戦に行くのはやめました。代わりに検討中なのは、割増価格でなら何とか手配できそうなイングランド×ウルグアイ戦。だってなんか、すごーくワールドカップな組み合わせじゃ…

チケット貧乏

あああーーー、ブラジルW杯チケットが全部外れてしまったー。まあ今回わたしが抽選に申し込んでいたのって、およそ日本とは関係ないイングランド×ウルグアイとか、準決勝とか、そういうカードばっかりだったんですけど。 …と落ち込んでいた私にプロ駐妻・Tち…

主婦ってとっても…

イイ女、というのは雑誌『VERY』のある号のキャッチコピー。私は敢えて言いたい、“主婦ってとってもブラック企業”、と。 例えば体調が悪いとする。しかしだからと言ってオットは朝早く出て行くわけだし(それでアッサリ休むような仕事しかしていない夫だった…

願ってる、彼女の幸せだけを。

なんかクサいタイトルですみません。でも本当に、浅田真央に対する私の思いは、実はもうこの4年間ずっとこんな感じなんです。そしてそのテンションが最高潮に達したのがこの2日間だった。ショートプログラムが終わったあとの彼女の心情を勝手に想像するだけ…

Facebookの「友達」にはナイショです

週に2日(1日は終日レッスン、1日は半日自主練習)と聞いていたブリッジが、メンバーの盛り上がりと先生の意向でどんどん日数が増える傾向にあり、いつの間にやらさらなる“自主”練習半日を含めた週3日、しかも来月からはそのトーンがほぼ強制的な感じになっ…

おとめ、開封 〜ママの熱い冬編

さて、私が遠く地球の裏側で唐突にハマってしまった宝塚歌劇によって母と私のコミュニケーションもよりスムーズな昨今であるけれど、30数年越しに「宝塚を観に行くと言っても娘に白い目で見られない」身分となった今、母はこの2月・3月、地元・名古屋で晴れ…

めぐる季節

生まれてから高校卒業までと大学を卒業してから結婚するまで、かれこれ通算25年以上を過ごしたあの地方都市の王様と言える100万都市では10年に1度あるかなしかという出身大学のOB会が、地球の裏側のこの街ではなんと2ヶ月に1回ペースで開かれているというこ…

私が死ぬかスタアが死ぬか

オットの会社の海外駐在員向け福利厚生制度には、特定のサイトから注文すれば本などの送料を負担してくれるという我々のようにジャパニーズカルチャーをこよなく愛する人間にはとてもありがたい制度があって、私は10数年来愛読している『フィガロジャポン』…