主婦ってとっても…

イイ女、というのは雑誌『VERY』のある号のキャッチコピー。私は敢えて言いたい、“主婦ってとってもブラック企業”、と。
例えば体調が悪いとする。しかしだからと言ってオットは朝早く出て行くわけだし(それでアッサリ休むような仕事しかしていない夫だったらそれはそれでキビしい)、だから最低限の朝食の準備はするし、夕食のメニューも考えなきゃだし、何も食べるものがなければ買い物だって行かなきゃいけないし、ほこりが溜まるから掃除機くらいはかけるし、天気が良ければ洗濯も。だって、明日晴れるとは限らないわけだから。自分の場合は子育てはしていないけれど、「犬の3倍手がかかる」と思われる猫がいて、そいつの世話には一日中追われていたりもするので、そこは大差ない気もする(子どもを産んで国に貢献云々と言う話は抜きでお願いします)。
かつて、そこそこ大企業で労働組合の係なんかやってた人間の目から見ると、有給休暇や病気による欠勤が事実上不可能、なのはそれなりにモンダイだ。自己管理能力が問われる。休憩時間も多いけれど総稼働時間は意外と長い。それで何かの統計によれば平均的なお小遣いが月たった3万って、ブラックだよねえ。なんか昔、ウーマンリブ系のコンサルタントの誰かが専業主婦の換算年収をものすごい金額で算出していた記憶があるけれど、まあ、「替えが効かない」という点ではわからんでもない。


…とか何とかちょっと前に思ってたんですけど、何か食べたものが悪かったのか、昨日から下痢が止まらないんです。うわーーーーーーーー、こんなの初めて。死ぬ。しかも、微熱まで出てきてしまっている。ヘンな病気じゃないといいんだけど…。


というわけで、今日は週1回の朝市への買い出しをサボる。だって、新鮮な刺身が買えたとして、このままじゃ食べられないし。掃除と洗濯は一応する。あとは…ああ、最近ちょっとだけやってるボランティア、あれ、今日は行くって言い切ってたんだよなあ。でもトイレばっかり行ってたら却ってヘンだし、私もウォシュレット付けたうちのトイレでなるべく用を済ませたいし。どうしよう。


結局、体調不良で電話一本でお休みする旨伝えたら、それだけの話だった。そりゃ、無償ボランティアだから、それ以上の拘束力も責任もないもんね。家の中の仕事はしなきゃいけないけれど、家の中にはいられる。外せない会議なんてないんだから、顔面蒼白になって正露丸を握りしめながら通勤電車に乗る必要は、ないわけだ。


前言撤回。“主婦って、やっぱりとってもラクチン”って言ってしまおう。まあ、あくまでも家の中にいるという意味においてはと言う意味なのだけれど。