アントワネットのいないベルばらなんて

何だこれーーーーーーーーーーーーーーーーー!
毎日定点観測している宝塚歌劇団HPでアップデートされていた、私が宝塚に興味を持って以来、初めて本気出してチケット取りに挑んだ(注:一般発売は4月。宝塚の人気チケットは基本先手必勝なのだとようやく学んだ)宙組ベルサイユのばら〜オスカル編』の配役発表を見てなんだかショックで仕方ない私である。

twitterとかで見ると配役よりも退団者(入団以来宙組、という生え抜きのベテランが大量に退団する模様)にショックを受けている女子が圧倒的に多いのだけれど、私のショックポイントはそこではない。


「なんでマリー・アントワネットが出ないの!?」


実はアントワネットのみならずフェルゼンも出ないっぽいのだけれど、それって果たして『ベルばら』っていうのかしら。まさに今日、雪組全国ツアー『ベルサイユのばら〜オスカルとアンドレ編』を観に金山の日本特殊陶業市民会館フォレストホールに行ってきた母にも「どうだった?」「次の雪組トップスターさんの早霧せいなさんはキレイだった?」「私がamazonポイント券で買ってあげた10倍のオペラグラスは25列目でも役に立った?」といった感想ではなく、「やっぱりマリー・アントワネットは出てこないの?」と聞く始末。出てこなかったそうです…。 ヅカファンの皆様のブログなどを読んで確認する限り、アントワネットさまの姿を拝むには“フェルゼンとマリー・アントワネット編”かせめて“フェルゼン編”じゃないとダメなんだそうだ(そう言えば私が買った1989年星組版と2001年版宙組版の中古VHSビデオは、どちらも“フェルゼンとマリー・アントワネット編”だった…)。あのこの上なく宝塚的なアントワネットのドレス姿なしでも成立させているなんて、うう、宝塚、奥深し。


“オスカルとアンドレ編”よりもアンドレの配分を低くしたアントワネットもフェルゼンも出ないベルばら、その名も“オスカル編”。…えーっと、幼馴染の平民アンドレと貴族のジェローデルと下級でも貴族は貴族のはずなのに工場の現場の組長みたいな荒くれアランとおまけに女子校ノリにロザリー嬢にまでひたすらモテまくるオスカルさま、とかいう乙女ゲー展開なのかしら。ねえ、でもそれってタダのスピンオフというかすでにコミケに出品する二次創作の発想…


思わず、大好きなソフィア・コッポラ版(あれも大概、邪道なんだけど)『マリー・アントワネット』のDVDをamazonでポチッとしてしまった自分です。あと、去年公開だった同じくヴェルサイユ全面ロケの『マリー・アントワネットに別れを告げて』も買おうかどうしようか迷う。ううむ。

マリー・アントワネット (初回生産限定版) [DVD]

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マリー・アントワネットに別れをつげて [DVD]

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