愛の巡礼(またの名をネットサーフィン)

なんかもう人としてダメだと思う、そんな35才の初夏。ネット上で週末の浜崎あゆみのチケットを物色する傍ら、なぜかついでにもうひとつ『ベルサイユのばら』『オスカル編』『宙組』を検索してしまう午後だ。


ダメよmoeringal、そのチケットは一見、あゆの名古屋公演のスタンド前方席とかよりもはるかに手が届く感じの値段だけど、別途、兵庫県宝塚市までの交通費が必要なのよ! 今や私は無収入、曲がりなりにもバイトとかしていた15年前のglobeのときとはワケが違うの…!



なんというものと出会ってしまったんだとわが身を呪いつつ、ああ仕事辞めてなきゃよかったよと前後関係的にありえないことを悔しがりつつ、それでも、私のかれこれ20年以上におよびライブ通い生活を振り返るうえで、この年齢になってそこまでの情熱を引き出せた舞台にめぐり会えたことには、感謝したいと思う。…でも、去年の『ロミオとジュリエット』も最高だったんだよな、ベルばらとは全然違う、普通にセンスがよくてフィナーレだけバーレスクっぽいいい舞台だったんだけど、それでもドキドキが止まらなかった。横浜住んで働いてた時なら絶対あと1回分はヤフオクしてたな。ややアクが強くてとっつきにくいだけですごい集団なんだな、宝塚歌劇団って。