Facebookの「友達」にはナイショです

週に2日(1日は終日レッスン、1日は半日自主練習)と聞いていたブリッジが、メンバーの盛り上がりと先生の意向でどんどん日数が増える傾向にあり、いつの間にやらさらなる“自主”練習半日を含めた週3日、しかも来月からはそのトーンがほぼ強制的な感じになってきて少し困っている私である。「ブリッジ漬ですね★」「私、毎日でもいい。空いてる人が集まったら毎日でもやろうよ」「まあ、ヒマな時間がなくなるのはいい事だわね」という他の皆様の笑顔がまぶしくそして苦しい…ほかにやりたいことがあるんだけどなあ、私はさ…。


そんなわけで、あいまいに「ちょっと用事が」とか言って(それで深く突っ込まれないあたり、東京に本社がある会社の妻たちなんだなあと思う。田舎の工場妻じゃこうはいかない)コソコソ早抜けしていったい何が「やりたいこと」なのかというと、もちろんオリンピック・フィギュアスケート観戦である。せっかく、フィギュアの競技人口がぜんぜんいなさそうなこの国でも実況してくれてるのよ! 時差の関係で日本みたいにすさまじい早起きもしなくていいし、主婦だから会社を早退しなくてもいいはずなのに、なんで自分ときたらこんなに相変わらずコソコソとしていなければならないのか…。


しかし皆、おどろくほどフィギュアスケート、というか日本人選手の活躍に興味ないんですねえ。私は伊藤みどり以降連綿と続くフィギュア文化がある街・名古屋出身だし、ネット上とかメディア上ではあれだけ騒がれているし、自主練は誰かの家でやってるんだから、もしかしたら皆「せっかくだからちょっとテレビ点ける?」くらいの雰囲気になるかと思ったら、全然なのよー。そんなものなのねー。


ちなみに女子シングル、この国の中継を聞いていても、日本人選手の名前なんてぜんぜん出てきません。マオ・アサダは優勝候補でもなんでもなくて、あくまでもゴールドはユリーア・リプニツカヤが第一候補、それにユナ・キムが割って入れるかどうかというのが大方の見方。日本勢よりはまだカロリーナ・コストナーのほうが注目されてます。私もコストナーは大好きだけれど、しかしそれは意外。ここがイタリア移民の国だっていうのもあるかもしれないけれど、でも、だったらもう少し日系人の顔を立ててくれたっていいじゃんねえ。



思わずバンクーバーオリンピックのとき、フィギュアスケート好きの技術系の男性社員と堂々と「フィギュア観てくる!」と宣言してコリドー街のHub(スポーツパブ)へ通い詰めていたのが懐かしくなってしまう私です。あれからもう4年も経つのか…。