「DAIGOも台所」が毎日の楽しみです ~ニート日記2022-14

この3週間のニート生活で私が確実に得たもの。それは、「DAIGOも台所」というすばらしいテレビ番組の存在を知ったことである。

育ちの良いお坊ちゃまで妻は美人女優、しかしが言葉遣いが未だに20年前の若者みたいな40代・男性・料理経験なしのDAIGOが「娘のお弁当を作る」という目標を掲げ、料理に挑む。キモは、「近い将来、男子にも家庭科が必修化するらしいけど今は”技術”しかない」世代のDAIGOが完璧な初心者であることだ。包丁の持ち方、軽量、ピーラーでの皮の向き方、便利グッズ活用など、初心者クラスの料理教室そのままの光景が描かれる。

私もアラサーと呼ばれる時期になって料理教室に通った時を思い出したけど、DAIGOは辻調理師専門学校の男性講師と人気ブロガーの女性の先生のマンツー指導なので、「どうっすかこれ!ちゃんと3ミリっすかね!」などといちいち聞き、先生も「完璧です!」と請け合うのが素晴らしい。

とにかく、料理をしない時期が長くなると、料理が怖くなるのだ。今時、この年齢になって包丁も握れない、火が怖い、手際が悪い、育った家庭によってはこんなの10才になる前からできることだろう、バカにされるのではないか…と、いろいろな想いがよぎる。そこでDAIGOと先生は、わからないこと、できないことに一つ一つ無理なく取り組んで、「料理することへの怖さ」という、わからない人には一生わからない高いハードルをなくしていく。何よりもすごいのは、ある時期は専業主婦で、平日の夜はすべて手作りで料理していたとは思えないくらい台所が「衝動買いしたお菓子で埋まっている」私も、「久しぶりに作ってみるか…」と実際に台所の整頓を始めたことだ。

今時らしくTVerでも観られるので、個人的には「料理を手伝わない家庭に育って仕事中心の生活を送ってきたけれどふと考えるきっかけができた30-40代」がベストマッチだと思う。在宅ワークで何となく気分転換できるものを視界に入れておきたい人、産前休暇に入った人、私のように転職で休暇が突然取れた人が「ちょっと料理でも作ってみるか…」と重くなりきった腰を上げる気になるかもしれない。あと、こころを病んで休職中の人にも良い気がする。料理云々ではなく「できることからでいいんだよ」「わからないことはどんどん聞いていいんだよ」「怖かったら逃げていいんだよ」「(厳密にはできていなくても)バッチリです!」と繰り返し肯定してくれるのは、なんだか実際こう、ものすごくセラピー効果があるのだ。再就職後も、録画して適当に流しておこうかな…!

料理はとりあえずGW、オットもいる日に1つ2つ作ってみようかな、と思っています。

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【今日の日記】 日本帰国時の人間ドックでお世話になって、5年に1回くらい検査するといいね、と言われていた消化器クリニックへ7年ぶりに行く。まずは一度受診しないと予約も取れないことを知っていたのでこの休暇中には無理かなと思っていたけれど、ちょうどキャンセルが出たとのことで明後日とりあえず胃カメラを飲むことになった。散々待たされたけれど、行ってよかった!激混みですっかり日が暮れてしまったけれど、ウキウキと乗り継ぎ駅で降りて、パンダエクスプレスで食事して帰宅。なぜ、いかにも胃腸に悪そうなことをするのか。