常識の崩壊 ~ニート日記2022-13

夜からヅカ友のJちゃんMさんと一体いつぶりだろう?のご飯。お店はかなり前から話題に出て気になっていたお店へせっかくだから行ってみよう!ということに。会話は盛り上がり、ちょっと塩気が強いものの食事は美味しく、本来なら申し分ない夜になるはず…だった。

 

…しかし、ここはどこの国なんだ? 一見したところスタッフもお客さんも、日本語話者しかいないみたいだけど。私が3月まで生きていた世界とは別物なの?

 

まず、厨房もほぼ丸見えなのに、オーナーシェフがマスクをしていない。そして手が空いた時は大変友好的に各テーブルに声をかけてくれる。ノーマスクのままで。

お客さんたちも、人によっては最初からマスクをせずににこやかに談笑しながら入ってくる。評判の良い店のようで最終的に満席、皆非常に楽しく会話が弾んでいる。仕切り板などは特になく、なぜか各テーブルに消毒液だけは配置されていてそれも不思議。

「気にしない」人しか来ないんだろう、ほぼ食べ終わった後、ニート(品川の某社にまだ籍はあり)・主婦(週に2回霞が関の政府系企業でパート中)・会社員(健康食品関連企業らしい)の3人は当然のようにマスクをつけて喋っていたけれど、そんなグループは私たちだけだ。帰る間際にまた挨拶してくれたオーナーシェフは、そこで初めてマスクをつけていた。私たちに配慮してくれたのかもしれない。

 

今回の店は、いわゆる城南地区のちょっと喧騒から離れた界隈にあったんだけど、いわゆるおしゃれなトーキョーってこんなものなのでしょうか? コロナ禍以降、明らかにコロナ対策をしていない店(ただし某グルメサイトでは対策宣言している)に入ったのは初めてだったので、驚くばかりだった。特に席の間も空けてないっぽかったし。これが常識の世界があるなら、そりゃ、感染者が減らないわけだよ! 私たちが座ったのは換気扇に最も近い席で、この狭い店としては比較的スペースの空いたレイアウトのテーブルだったけれど、まあ正直気が気じゃなかった。JちゃんもMさんも平気な顔をしてくれていたけれど、そもそも情報提供したのは私だったので、あとの二人には申し訳なかったな…。Jちゃんワクチン3回目は見合わせるらしいから大丈夫だといいな…。

 

この次に会うときは、きちんと下調べして店を選ぼうと思います。平気だ、もう大丈夫、意味がないと言われても、私はやっぱり、あまりにも「気にしなさすぎる」店で長く過ごすことはしたくない。