流行言葉が与える活力 ~ニート日記2022-11

天気が悪く、気温も上がりきらない。…こんな日に一日中家でゴロゴロできるってニートの醍醐味ですよね!と朝からテンションが上がりまくる。

上がりまくったのですが、結局ゴミ出しと郵便局だけは行きました。5月からの勤務先の提出書類なんてまだ目すらしっかり通せていない体たらくだけど、その他にもやることはたくさんあるので、できることはやっておきたい。優先順位付けはもう少し気持ちにゆとりができてからでいいや。

 

夜、実家の母と電話をしていて、ふとしたことから「ばぁば業」という言葉を口にしたところ、母がきょとんとしている様子だったので、「ごめんね、うちは孫がいないからね、ママは知らない言葉だね」と思わず口にした。

 

「こどもが授かれなかったこと」や、「オットの実家に跡取りを残せなかったこと」は実は私はたいして何とも思っていないヒトとして残念な存在だけれど、「親に孫を持たせてあげられなかったこと」は、おそらく一生負い目に感じて生きていくんだろうな、と思っている。あ、まあ、義父母に対してもそうだな。

 

だって、主に50台半ば以上の女性がダントツに幸せな顔をするときって、たいていは「いや、今ホント私、ばぁば業(ばーば業)が忙しくてさー、ほんと大変」という言葉を口にするときなんだもん。推し活にあんなに励んでいたお姉様がたも、推しの話をする3倍幸せそうな顔をしているのが「ばぁば業がいかに忙しいか」という話をする時だ。実際に、半ば引きこもり状態で鬱々としていた専業主婦の方が、立て続けに子供たちが結婚・出産をしたのをきっかけに元気になり、週6で決して近くはないそれぞれの娘の家まで朝早くから夜まで出かけて家事全般のお手伝いや孫の面倒、孫とのお出かけを任されてバイタリティにあふれた日々を送っている…なんて話も複数知っている。しかし、いつからか「孫を預かる」「孫の面倒を中心に、娘の家事を手伝う」を「ばぁば業」っていういかにも楽しくてやりがいがある勢いに満ちた響きに言い換え、そしてそれを使いこなす人たちってすごいですよね。