さようならこの会社 /ニート日記2022-2

何となく眠れないまま朝を迎え、ようやく眠りに就くことができた後10時前に起床。

31日まで働いていた、そして今も籍はある会社へ、借りていて家に置いてあった物を返しに行く。「送ってくれればいい」と言われたものの、着払いはNGらしいし、定期券はまだ残ってるし、直接持って行った方が安く上がるのだ。

他の拠点に出社することも多かったので、4日ぶりのオフィスだけれど、久しぶりという感慨はない。そしてこの会社は退職のあいさつとか送別会とかお菓子配りとかはそういうのは一切禁止なので、トイレ付近ですれ違った同僚とは数日前まで仕事で連絡し合っていたけれど、まだ私がもう出社しないことも知らないかもしれない。でも忙しそうだったので声をかけるのはやめた。縁があればいつか会うこともあるだろう。

事情を知っている人にブツを渡した後は、この街にもそんなに来なくなるなぁ…ということで会社付近の好きだった店でランチを食べ、一度行ってみたかった店で3000円もするパフェを食べて、帰りの電車に乗った。満腹すぎてまるで孤独のグルメみたいだ。ラッシュじゃない時間にきてラッシュじゃない時間に帰るのはさすがに初めてだったので、そこでようやく不思議な解放感があった。さようなら、この会社。

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2020年1月から働いていた会社のあるビルは、かれこれ15年以上前「どうしたらこんな素敵な場所で働けるんだろう」と思っていた建物だった。そういう意味で幸せな日々だったと言える。なるほどこういう人たちが、かなり陳腐化しつつあるとはいえ、あのビルで働いているのだ。悪い人はほとんどいなかったし、悪い会社ではなかった。本当に、めぐり合わせなんだと思う。

 

住んでいる街まで戻った後、明日・明後日は引きこもりたいので、食料品を買う、郵便局に行く、などの用事もある程度済ませる。冬のように寒い一日(最高気温が10度にもならなくて、これは24年ぶりらしい)だけれど、明らかにこの数年ホットフラッシュの症状があるわたしには「初夏のような陽気」よりはこれくらい寒いほうがフットワークが軽くて良い。

 

それにしても、大雨そして大風。よりによって家の目の前でビニール傘が壊れた。行きじゃなくて帰りで良かった。

帰宅してから、掛布団(ニトリで買った選択可能なやつ)と掛布団用のシーツを洗濯機で洗う。たったそれだけのことがなかなかできていなくても肌荒れ一つないのは、私が頑丈だからなんだろう。