育ってきた環境が違うから

大学のOB(合計6名、男性2名女性4名、うちヒトヅマは私含め3名)でフラメンコのショーがあるパエリアの店へ飲みに行った。非常に楽しかった。ラテン系の常で、帰りが夜半を回ってしまったところ、オットからものすごく軽蔑のまなざしを向けられた。事前にそうなるって連絡もしていたし、帰りのアシもあるってちゃんと言ってあったのになあ。そして、「わかったよ」って言ってくれてたのにな。


…いわく、うちのオットは「大学生の頃でも、夜22時より遅い時間に家に帰ったことはなかった」だそうです。


その理由は、

A. 学校は、試験時を除き、年に数回しか講義に出る必要はない
B. 附属校仲間とたむろする目的で、朝10時〜13時ごろまでは大学学食に行く。
C. 13時過ぎからは遊ぶ。ボーリング、カラオケ、母校(つまりその大学の高等部)の部活突然訪問など。突然の遠距離ドライブ(大阪から三重県まで松坂牛を食べに行く、など)もあり。
D. 基本、全員クルマ移動なのでお酒は飲まない。ファミレスでご飯を食べればそのまま流れ解散、もしくは仲間の誰かの家(両親と同居)に突然遊びに行ってそのまま泊まらせてもらう。 
E. 飲み会の場合はC.の流れで17時ごろから。「お持ち帰り(→泊まり)」の芽がなければ、お金ももったいないし遊び疲れたし、1次会で解散
F. バイトは家庭教師なので、21時で上がり

…だそうです。バー?クラブ?何それ?との事。


そうかこの人は、18時半まで引っ張られた講義のあと何となく行く一杯とか、15時半の講義が引けたら家に帰って一旦寝て夜また集合とか、そういうこととは縁がなかったんだな、と思う。

夜の匂いは、一度知ってしまうとなかなか忘れられないものだ。でも、最初から知らず、知ろうともしなければ、一生知らなくてもすむ話、なのかもしれない。でも、「あたしって汚れてる!」ではなく、「もったいないことしてるなコイツ」と思ってしまう自分って、一体どうなんだろう。


…それにしても、アシ(=車)があるのに終電のはるか前に帰宅なんて、勿体ない話だなあ。いや、そういう子供だからこそ、親も安心して車を買ってあげちゃったりするのかもしれない。