がんばれ受験生

「あのさあ、週末うちの大学のOB会があって、家族参加歓迎らしいけど、来る?」と、いちおうオットに聞いてみた所、「やめとくわ。だって、附属校あらへんねやろ? 大学入試の話とかついて行かれへんもん」という答えが返ってきた。照れくさいとかじゃなくてそっちかよ!(10月31日の当日記参照:オットは自分の大学のOB会に行くも、大学入試の話について行けず辛い思いをした模様) ちなみにうちの大学、大学に入ってからの勉強がそれなりに大変な学科が多いから、受験の話よりもむしろキャンパスライフの話のほうが多いから大丈夫よ! …ってそっちの方がついていけないよなあ。


そんなわけで、残念ながら「ほぼ100%の生徒が系列大学に進学します」という記載がない高校に通う3年生のかた、ぼちぼち受験一色ですよね。お疲れ様です。浪人生のあなたもぜひ頑張ってほしい。マイナー文化系女子グループで油を売る日々を送っていた自分としては、進学校における高3の夏から秋にもかかわらず「大好きな人が辞めてしまう」と大騒ぎしていたヅカヲタの先輩の事を強く思い出します。

彼女が「受験会場の下見」と嘘をついて東京や大阪に何度も足を運んでいたのも、既に高校を卒業して神戸女学院に通うさらなる先輩に匿ってもらうのはおろか保護者のふりをして学校をサボる電話をしてもらっていたのも、それでいてその名も“早稲田宝塚歌劇を愛する会”とかいうストレートすぎる名前のサークルに入るのを目標として受験した早稲田大学の第一文学部にいとも簡単に合格してしまったのも、その数か月前TMNの“終了”に涙していたのを逆手にとって「あんた達もわかるでしょ、このせつなさ…」とか言われてアリバイ作り他に協力させられていた私と後輩Aには衝撃以外の何者でもありませんでした。何だ好きな事に没頭していても受かるところには受かるんじゃないか、対策さえキチンとしておけば別に我慢する必要もないんだな、と。


その後、私はきっちりライブ通いを続けながらもちゃんと先輩と同じ大学の同じ学部と、あとは自分で調べて入りたいと思った大学に合格できたし(まあ高3の秋ごろからいきなり狙った早稲田の政経政治学科は落ちたわけだけど)、後輩AはAで彼女が入りたいとかねてから言っていた慶應SFCにキッチリ戦略を立てて当時はまだ珍しかったAO入試に2度挑戦して合格することができました。趣味の何かに関して「うわーーーーーーーーーーーー、行きたい…クゥ、受験さえ終われば…」とフラストレーションを溜めるのが普通の受験生生活かと思いますが、思う存分発散して「よっしゃやるぞ」と集中するのも、場合によっては良いかと思います。


ちなみに唯一、この話の中で受験に失敗してるのが私よりも4才年上にあたる大先輩で、彼女は比較的学校の成績はよかったらしいのですが、本来の第一志望は神戸大学で、そしてもちろん今にして思えばヅカヲタだったんですよね。失敗して後から願書出したら関学は間に合わなかったって言ってたなあ、そう言えば。まあ何というか、今にして思えばすがすがしいまでに阪急沿線、そして宝塚へのアクセスが比較的良い場所ばかりだ。まあ、彼女の場合は、「あの大学のあの学部に入る」ではなく、「阪急沿線」であればどこでもよかったのかもしれない…。



【余談】しかしあの先輩がたのご贔屓っていったい誰だったんだろう、と宝塚OG公演のチラシを見るたびに思う昨今の自分である。少なくとも早稲田の先輩に関しては、TMが解散した年に退団したスターって…

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語学学校を早退して、かつてはサントリーが運営していたという接待系の日本料理店へ。来年から来る会社のかたとの食事会。会計は、今までこういう企画では自腹だったはずなのに、請求されなかったのだけど、経費で落ちるようになったとは思えないんだけどなあ。幹事の先輩奥様がどういうつもりでいるのか、謎。
終わった後はそのまま別れて「コントラクト・ブリッジの自主練」の名のもと(いやもちろん自主練はするのですが)某奥様宅でお茶。いやはやなんていうか、神野桜子さんというかダルビッシュ紗栄子さんというか、そんな世界の女子がいまだ存在するという話を聞いてしまった。名古屋出身で慶應卒の女子というと「もしやうちの高校の後輩にあたるのでは…」と不安になりつつ、名古屋のお嬢さんだからってそんなエグい人はいないよ!と、同じく名古屋出身のマダム(しかし恐らくは一部上場企業の役員夫人と思われる彼女もまた大変なブランドづくしなので、あまり説得力がない…自分は貧乏くさい格好だけど)と主張してみた。
夕食はホワイトソースのビーフストロガノフ・バターライス添え、ブロッコリーの茹でたの、小松菜とベーコンのコンソメスープ…と別に何の日でもないのにオットの好きな食べ物祭り。
しかし雨がやまないなあ。夏に向かっているはずの南半球で最高気温も最低気温も15度前後とかって…