プライドと偏見

午後から、日本で美容師資格を取って在留外国人向けの美容院をやっていたというかたのお店でジェルネイル。値段も良心的だし良い人なのだけれど、いかんせん電波の入りが悪く、出先から直帰のオットから何度も苛立ち気味の電話が入る。なにしろ奴は、電話がつながらないのを最も嫌がるのだ。東京で働いていた頃ならそれでも軽く無視したけれど、「何かあったんじゃないかと怖くなる」と言われると、ねえ。世の中、マンション強盗(オートロックの代わりに中級以上の物件なら必ずいる24時間体制の門番を抱き込んで、片っ端からマンションの住人の家に押し入り金目のものを奪う、という強盗スタイル)も流行ってるから、「今日は一日家にいるよ」という日でも安心はできないんだろうし。


結局ものすごく急かしてしまって、私までイライラが伝染してしまって、彼女には申し訳ない事をしてしまった。どう見ても日本人だけれど根本はものすごくプライドの高いこの国の人、もしかしたら今後は予約の電話入れても「お断り」されちゃったりして、ねー。オットも面倒くさいし、この国の人達のプライドの高さも、面倒くさい。



オットに迎えに来てもらって(タクシーだと混み合い始める時間帯だったのでちょうどよかった)スーパーであれこれ買い物して、早目に料理開始。7時ちょうどくらいから食事が始められる嬉しさって…!
献立はオット要望に応じて、ホワイトソースとしめじのビーフストロガノフ。昨日の鶏丼と合わせて彼のベストヒットだそうだけれど、どちらも藤野真紀子センセイの本を見て作ったものだ。うーん、男ウケ抜群? 料理研究家が政治家に担ぎ出されるって、そういうことなのか…。