けつあつパニック

朝から人間ドック。駐在員の妻のよさって、こういうものまで会社が全部面倒見てくれるところだと思う(仮に自分が働いていても、海外赴任しない限り、38才とか40才にならないとちゃんとした人間ドックはやってくれないところが殆どくさい、特にメーカーは)。ましてや、この国は痛みに弱い人が多いのか、なぜか胃カメラを飲むに当たり全身麻酔を打ってくれるのだ。いや別にそこまでしてもらわなくてもいいんだけどな…。


事件は麻酔から目覚めた後、心肺能力を測定する負荷心電図の検査(日本で人間ドックを受けた際にはなかったので、これもお国柄か…全身にプラグを付けたままランニングマシーンで走らされる、アナログなのにちょっとSFチックな検査)で起きた。どうやら私の血圧が、走っても走っても上がらなかった模様で、先生が「けつあつー!けつあつー!」(日本語)と叫ぶ→看護士さんがアナログで血圧を測る→もう少し走る→またしても「けつあつー!」…という謎のやり取り(ちなみに検査を受けた病院は、ほぼ全スタッフが片言以上の日本語が話せるという日系移民による日系移民向け病院)をした挙句、なぜだか検査を中断し、椅子に座らされ、さらに別室で寝かされてしまった。…えーっと私、血圧が低すぎるくらい低いのは仕様なんですけど…。私よりもドクターが焦っていて、面白かったです。って本当はヤバかったのかな。


せっかくなので思う存分寝かせてもらった…ようです。気付けば去年に比べて2時間押し。オット、待たせてごめんね。なんだか眼底検査用の目薬で目は見えづらいし、麻酔はまだ残ってるしで、なんだか丸1日タイムトリップしてしまった気分です。いちおう、ぼやける目でワールドカップの抽選会の中継は見てたんだけど…


夜はふたたび夫婦で外出、オットの草サッカーの飲み会へ。サッカーが盛んな土地柄の割にサッカー好きな駐在員の奥様というのが全然いないので(まあ明らかに関係者筋なご職業の方の奥様というのは除く)、ひさしぶりに夫以外の人とサッカーの話ができて嬉しかった。「好きな選手いますか?」「日本?海外?」「じゃあ、海外で」「えーっと、ミーハーでイヤなんですけど、マドリーのコエントランがイケメンで好きです☆」「全然ミーハーじゃないっすよ!」などというちょっと合コンチックなやり取りをする。合コンにいそしんでいた頃、「松田>ツネ様」を標榜してウケていたのを思い出すなあ。まあ、今も昔も相変わらずイケメンDFが好きな私である(ツネ様ももちろんイケメンだが)。しかしファビオ・コエントラン(Rマドリー所属・サイドバックポルトガル代表)はブラジル大会屈指のイケメンだと勝手に思ってるので、よければ女子諸君にチェックしてほしい。だいたいどんな時でも、こちらはメジャー系イケメンなクリスチアーノ・ロナウドの陰でこそこそ守備してるから!!!(←眼福)


なんだかいつもは奥様や子供を連れてくる人ももうちょっといたはずなのに紅一点でちょっとアレだったんだけど、なんかねえ、W杯抽選会を見たこともあって、妙にサッカーに関してしゃべりたかったの、私。だから楽しかったです。オットも社外の飲み会は楽しそうだったし、よかったよかった。