おとめ、開封 〜母、中日劇場に並ぶ

今日は宝塚歌劇団が年に一度、名古屋で開催する長期間の公演の発売日である。この公演、主催が中日劇場という事もあり、売出しルールは通常の宝塚歌劇のそれとは多少異なる模様。


「付け焼刃で“友の会”に入会する」「中日劇場のweb無料会員になる」などさまざまな予約の方法を検討した母と私であるが、結局彼女は「窓口売出しの日に直接、座席を確かめて買う」という方策を取った。理由は「いつでもいいけどちょっとでもいい日で観劇したい」との事。

…というわけでちょうど12月7日土曜日はその売出日でした!さて、どうだったの?

「それがさー、朝の10時オープンだから9時半に行ったんだけど、もうものすごく人が並んでて、63番とかで…1時間待っても列が動かないから、結局パパにコンビニに行ってもらって、自動販売機で買ってもらったの


うーん、中日劇場も宝塚も知らないけれど、チケ取りで窓口30分前は遅いよね。学生時代、雨の日も雪の日も朝の5時台からプレイガイド窓口に並びつつ並行してPHS(時代!)もセットしていたのを思い出すなあ。まあ、5時台に並べば取れないチケットなんてほぼなかったけど。
…ところで、父にさんざんあれこれしらべてもらって取ったという席はどこだったの?

「6列目の端っこなんてガッカリだわ…」
「そんな!『ロミオとジュリエット』ならともかく今度の『風と共に去りぬ』ですらチケット●通センターで1万ン千円も出して10列目の端っこで観る私は一体…」
「『風と共に去りぬ』ならいいじゃない!華やかだし!ママなんてね、『ロバート・キャパ』よ!」
…以下えんえんと『ロバート・キャパ』への愚痴が(別に宝塚の小劇場で3年前に初演を観たわけでもないのに)続く母であった。いや、私は『風去り』より観たかったけどなー、『キャパ』(ちなみに同じ宙組公演なので、メインキャストは一緒)。宝塚の小劇場系のお芝居って上演記録を観ると新しめの漫画やゲーム原作(『メイちゃんの執事』とか『戦国BASARA』とか)あり、ガッツリホモネタあり、と濃いのが多くて面白そうだし…ってそう言えば自分はかつて、観劇と言えば日比谷ではなく下北沢だったし、卒論は“国際紛争におけるフォト・ジャーナリズム”だったし、まあ本来の趣味嗜好が母とは異なるよね、すいません。っていうか今、銀座のライカショールームでキャパの回顧展やってるんだなあ、ついでに行ってこよう…。

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やっぱ、胃カメラごときに全身麻酔ってよくないと思うの。明らかに今週末、テンション低すぎたもん、私。いやそれよりも問題はマリノスだ。先週あんだけ街をあげて盛り上がっておいてアッサリ新潟に負けた時点で覚悟はしていたのよ。いや、ああ無情(=レ・ミゼラブル)、マリノス…。そんなわけで今週もNHKワールドプレミアムでフロンターレ×マリノスを観てしまって、麻酔も手伝って完全に時差ボケ状態です。


オットが最近の私を気遣ってかクルマを出してくれるというので、ちょっとタクシーで行くのは(渋滞に引っかかろうものなら交通費がしゃれにならなくなりそうだから)困るなというエリアへ。日本の有田焼を修業したという人によるアトリエで念願の来客用茶碗を購入、1個2,000円弱。まあ、ちょっとおしゃれなので、こちらの日本食スーパーの奥で本来なら100均で売っていそうな安っぽいのを1,200円くらい出して買うよりは割安感があるんだよな…割れたら悲しいから日本で買うわけにもいかないし…。そしてそのアトリエに程近い靴専門店にも立ち寄り、クリスマスセールで白いウェッジソールのパンプスをGet、約7,000円程度。まあ、うれしいクリスマスシーズンだからね! しかしそれでもボンヤリしてるあたりが、やっぱり麻酔ってダメかも。もしくはやっぱりマリノスが悪いのか…。