主婦雑誌を読んでみる

「現地の人はともかく、少なくとも駐在員は単身赴任か独身者しか住んでないよね、このマンション」と日々こぼす私(まあ、私も立ち会って決めた部屋だから何も言えないんだけど)「ひとりでいる方が部屋が片付いていて快適だ。価値観の違いを感じる」というオット。だってあなたは朝と夜でほんの数時間しか部屋にいないじゃないかー!!! ほかにも掃除の仕方とか、今頃になって新婚さんみたいなケンカや行き違いばかりしています。そして、どれだけ行き違っていてもいざ眠るのはクイーンベッドじゃなきゃいけない(場所がないから)…っていうのも、やっぱり新婚さんみたいですね。そもそも今住んでるマンション(2LDK、無駄にキッチンの土間が広いとかトイレが2つあるとかなので広さはそこそこあるっぽいけど、実際に使える部分はLD10畳、メインベッドルーム7畳、もう一つの部屋5.5畳って感じ)も新婚さんっぽい広さだしな。赴任前よりも激しく狭い部屋に住んでる駐在員。まあ、ここってマンハッタンよりも家賃が高いと言う噂もあるので、仕方ないのかもしれませんが。



閑話休題。今わたしが住んでいるところにはamazonなど入っておらず、日本の本が欲しかったらそれは郵便局に頼むしかありません。日系移民の人の本屋さんなら注文はできるけど、値段は3倍以上。そもそも送料が、雑誌1冊送ると余裕で5,000円近くになってしまうので(3カ月以上かかる船便でも1,500円は下らなさそう)、そんなに利ざやのある商売でもないんでしょうけど、そんなわけで雑誌も満足に読めない生活を送っています。iPadのアプリで女性誌は結構読めそうなんだけど、なんかオットが「MacLG電子とサムソンの商品は死んでも買いたくない」ってうるさいから、イマイチ買うのに踏み切れないのよー。

…しかし、素晴らしきかなオットの会社。福利厚生で、一定の金額までは送料を負担してくれるサービスがあるのです。そこで当然オットはクルマ雑誌、私はファッション誌『フィガロジャポン』を買っています。なんか、オーエルでもママでもなくてさらに日本にもいないとなると、これとかSPURくらいのほうが観賞用として楽しい。あと一応現地版が出てるけど、VOGUEやELLEとかもいいかな。

でも、それだけじゃつまんないよー。という話をしていたら、近所に住んでいる奥様Mさん(同世代、幼稚園児の女の子のママ、結婚前は自分も保母さんだった)がこんな本を貸してくれました。

VERYよりも地に足の着いた主婦雑誌という認識だった、『saita』。「知らない間にすっかり年齢層が低くなってた…」とMさん本人が驚いていたけれど、中身は確かに、かなりミーハー心を忘れない編集。登場モデルも、元Cancam中林美和と元eggの宮下美恵チャンが共存している!!! ほか、そういう雑誌では恐らく定番であろう辻ちゃん益若つばさ小森純ゆうこりんみたいな新妻系のほか、青木さやか三船美佳、元モー娘。市井紗耶香に表紙は藤本美貴…と、最近微妙に見かけなくなったタレントも多数出演でなかなか豪華。「この“今すっかり見かけなくなって、どうしてるか心配してたけどここで元気にやってんだ!”って感覚はJFLみたいや!」とのぞき見したオットが言っていたけど、うん、例えは人に説明しづらいけど、V・ファーレン長崎というチームの試合で、もとトゥーロン国際大会(U-22くらい)の得点王ストライカーと高校サッカーのアイドルの姿を10年ぶりくらいに見つけた時の感覚に確かに似ている…。

ちなみに内容は、節約ネタや掃除ネタとかもあって結構ためになりました。若さを忘れたくないと言いつつ(まあこの雑誌に載ってたファッションは明らかに20代向けだったけど)、主婦になってしまったので、やっぱりたまには主婦雑誌も読んだ方がいいのかもね。でも実は、もう一冊の購読誌はなぜかCLASSYな私。いや、見た目が老けたくなくて! でも、ぼちぼち年齢も年齢だしVERYのがいいかなあ。どうでしょう、iwakoさん。



しかし、去年10月のフィガロ(オットが買ってくれていた)を捨てる前にもう一回見てたんだけど、私、去年の今頃はまだフツーにあくせくと銀座で働いてたんだよねー。だから「大人が楽しい銀座案内」特集に載ってるお店、殆ど知ってるんだわ。何だかウソみたい。