デンジャラス・シティ

未明、激しい爆発音で目が覚める。ベランダから外を眺めると、隣の交差点にパトカーが大量待機していて、軍隊のような人たちがウロウロしていた。何事だ…今シーズンはこの街のサッカークラブが軒並み不振だったから爆竹が街で鳴る事もあまりなかったし、あのすさまじい光り方や音は、たぶん普通の爆竹ではなかったはず。


朝になってもう一度そちらを覗いてみたら、普段この時間には現れない、市の清掃員の制服が大量に出動していた。一体何があったんだろう…。慣れた頃が危ない、とはよく言ったもので、相変わらず治安が安定しない街だ。「友達が強盗に遭ったので、夜はクルマ以外では出歩かないようにしている」といったら、オットと同じ会社の奥様に「ええー、そんな慎重なのー」と驚かれたけれど、自分の身を守るのは自分だからね。



午後からは車通りも普通になったので、ひさしぶりにモザイク教室へ。クリスマス前に何とか仕上げたいな…と思ったのだけれど、なんだかフラフラして気持ちが悪かったので、早く上がってしまう。同じ教室の、おそらくは日系1世の奥様に「気圧が不安定で暑いから、急に血圧が下がってるんじゃないかしら」と言われた。何だか最近、低血圧づいている私である。


ウォーキングを兼ねて買い出しに行こうと思っていたのだけれど、それも断念して、近所のスーパーで最低限の買い物だけ済ませる。夜は豚肉とアスパラのオイスターソース炒めに副菜はレタスのサラダ。ご飯とみそ汁は昨日の残り物。本当は、昨日食べようとしたら腐っていたもやしナムルを作り直してリベンジしたかったのだけれど…。