禍福が交錯する週末

オットには木曜夜のカレーライスだけ与えておいて、午後から、大学のOB会に出かける。場所はビュッフェ形式の、中庭がそれなりに素朴クールな、でも高級店。現役女子大生の留学生もたくさん参加していて、大盛況。永住者の会長さんは、「地方のOB会の発展に尽力している」ということで、大学本体から表彰してもらったらしい。そりゃそうだ、うちの大学でこんなに豪華な総会をしつつ2ヶ月に1回くらい気楽に居酒屋で飲んでいる…なんてキッチリしたOB会、聞いたことがない。少なくとも名古屋は、2003年頃に1回やったきり、二度と案内が来なかったよ!(でもその時に知り合った若手女子たちと今でも仲良くしているので、あの時にOB会を実行してくださった方々には本当に感謝しているのだけど) 有名な商社の現地法人社長から、こちらで散々お世話になっている日系農園の大物まで、意外にいろんな人が集まっていて驚いた。
校歌をこちらの国っぽいアレンジで流してくれる生バンド気づいて「これ校歌じゃん!」と通訳を兼ねてシルクのショーに連れて行った女の子たちに言ったら、彼女たちはあまり校歌に馴染んでいないという。なんでも2011年4月入学である彼女たちは、校歌を聞く貴重な機会の一つである入学式が自粛・節電モードに伴いなかったのだそうで、うーん、どうなんだろう。ほか、乾杯は大学の校章とこちらの言葉で「建学100周年」という文字の入ったグラス(当然、途中でお店が洗ってくれて、最後はお土産になる)だったりと、会費を約9,000円取っているだけあって、それなりに豪華な「OB会」だった。慶應を目指さなかった時点でこうしたものは諦めていただけに、新鮮!
ちなみに最後に福引きもあって、なんと当たってしまいました、ロクシタン・スパの利用券が!うれしい!私、結婚式ピーク時代にも、2次会のビンゴでなにひとつ当たった記憶がないのに…!しかしこれ、運を使い果たしてる感があるなあ。大丈夫なんだろうか。


…と思っていたら、やっぱり悪い事があった。いちおう結婚記念日だし、とオットと出かけた高級イタリアンで、ウェイターのミスで思いっきりスパークリングワインが服(NYのバーゲンで買ったダイアン・フォン・ファステンバーグ)にかかってしまったのだ。幸い、英語が通じてなおかつホスピタリティのあるウェイター陣で、クリーニング代代わりにデザートをオマケしてもらって事なきを得る。よかった高級店で!よかった英語の喋れるサービスがいる店で!そもそも高級店たるものそんなミスするなよ、というのは、まあもう南米にいる限り諦めました。
こちらでは貴重品である本物のマスカルポーネチーズが入ったティラミスは、大変美味しゅうございました。