続・猫が行方不明

洗い場のあるお風呂、ATMから歩いて帰れる治安の良さ(一応ひったくり注意)、謎のリバイバルTV番組「アイアンシェフ」…と「ああ、日本ってなんてステキ!帰りたくない!」とは思うんです。確かに思うのですが、やはり、駄猫がいなくなってしまった実家にいるのは憂鬱。何もやる気が起きないし、人に会うのも気が進まない。だって日本の住宅街で人知れず死んだかもしれない猫の話なんて誰も聞きたくないよね?やっぱりサンバやサッカーの話が聞きたいよね?


ひとりで家にいて猫を思い出すのに耐えられなくなって、家を飛び出して周辺で猫を呼んでみたりもしています。そうすると、「たぶんこの猫で間違いないと思うんだけど」という目撃情報もいただける。でも、行ってみると、確かに茶トラなのだけど違う猫がいる。でもそれは逆に、行方不明になった朝に家から150メートルほどの場所にあったという茶トラ猫の死体がうちの猫じゃなかった可能性も高くなることにもなる。だって、「この猫で間違いない」なんてウソじゃん。


今回、羽田に降りたので、ついでにしばらく横浜であれこれ先に用事を済ませてから名古屋入りしたのだけど、実は横浜にいる間に猫がいなくなったんです。こんな事になるなら、寄らなきゃよかったよ。そうすれば猫の生活サイクルが変わって、あるいはこんな事にはならなかったのかもしれない…


…そんな今回の一時帰国です。憂鬱に次ぐ憂鬱に次ぐ憂鬱。毎日3回は涙を流して嗚咽している。もしくは近所を、近所迷惑な声を出しながらさ迷う。


お土産やら何やらいろいろ買ってあるんだけどなあ。人に会うのが怖い、難しい。そんな感じの今回の一時帰国です。