涙なしでは読めない

ケータイで気軽に読めた『ひぐらし』を読了(クリア?)してしまったので、久々に読書モード移行へ。通販でまとめ買いした気になる文庫本はまだ届かないし…という事で、とりあえずキオスクで見つけたマンガ『働きマン』の最新4巻を購入した。っていうか新刊の帯によると来月から日テレでドラマ化かー。ついに来たかー。っていうかこの枠、今まだ『ホタルノヒカリ』やってるんだっけ? 見てないけど。しかしなーんか似たようなお膳立て(仕事はデキるが恋愛はイマイチなOL、という設定のマンガ原作)が続くなあ。ちなみに昔『anego』や『ハケンの品格』をやってたのもこの枠だったような。日テレ水曜10時枠、またの名を「くたびれたオーエル」限定枠。なんかすごい嫌だ…。まあ、綾瀬はるかなんて若くてピチピチの女子に「27才干物女」などという役をやらせるよりはリアリティあるんじゃないかな、管野美穂
さて働きマンですが、最新刊はモロ、テーマが『恋愛と結婚』だったよ!!! 
別れてしばらく経ってから突然連絡が来て、会ってみたら転勤の報告をしてきた長年の彼氏とか(転勤先は名古屋だそうだ。名古屋在住の自分が言うのも何だけど、そりゃプロポーズのダシには使えないよなあ。これがNYとかだったら働きマンもいきなりついて行こうとか思ったりして?でも、NYなら編集者としてのキャリアアップを狙えるかもだし…でも、そこで今抱えてる仕事を捨てないのが彼女な気がするけど。)、妹の方が何やら順調に結婚決めて家族ぐるみで仲良しとか、私の近辺で起こってる事だらけだ! 
あと結婚のお祝い選びに気が回らない独身女&よく気のつく専業主婦なんて構図、つい数日前の日記で書いたばかりなような…。
ちなみに先日出産祝い関連でダメ出しをしまくってくれた(日記では詳細記述はしなかったけど)家事手伝い→専業主婦の母がだいぶ前に偶然このマンガを読んだところ、「なんかかわいそうよね、働きマン。読んでて辛いわ。あんたももうちょっとテキトーにやりなさいよ」と言っていた。朝5時台に家を出て行く、よって余程の事がない限り平日デートをしない娘(独身・男に不器用)とかぶる部分が彼女的にはあったのか。えーっと私はお世辞にも仕事デキるとは言えないしむしろテキトー&へっぽこ会社員なんで心配ご無用なんですけど。。。
個人的には働きマンの「甘っちょろくない仕事ぶり」と「それによって得るもの・失うもの」のリアリティは、一連のそのテのフィクションの中でも金字塔だと思っているんだけど、うちの母みたいな層とか、あと「綾瀬はるかがやるから『干物女』も可愛いんだよ! こんなの30前の女が疲れた感じでやったら見れたものじゃないよ!」とのたまう男友達(30代独身)みたいな層を考えてドラマの描写は甘く&軽くなるのかなあ。管野美穂が『サプリ』の伊東美咲以上にハツラツとしたバリキャリだったりとか。あと、原作にない「働きマンに密かに想いを寄せ続ける条件のいい男or年下イケメン(ハッピーマニアのタカハシ、もしくは亀梨君や赤西君を思い出そう)」が登場したりとか。だったらあんまし見たくないなあ。あの暗い画面や、疲れ果てた登場人物の表情や、殺伐とした雰囲気に時にほんの少し差し込む光こそが『働きマン』の真骨頂だと思うから。