コスモポリタンの夜

moeringal2007-09-12

明日が最後のサマリーミーティング、明後日には帰国という事で、妻籠・馬籠に連れて行ったメンバーからディナーにご招待された。今回はアテンドなんかもしちゃったせいで、何だかすごい仲良くなってしまった気がする。会社依存という言葉を嫌悪する自分としては、そこまで仲良しにならなくてもいいんだけどなぁ。行き先は台湾系カナディアンのリーダー・リウさんオススメの中華料理店「西安刀削麺」。何と3週間の滞在中に片手以上は行ったらしい。すごいヘビロテだ。
ビックリしたのは、外観・内装ともいかにもチェーン店なルックスなのに、いざ入ってみたらスタッフがほぼ全員中国人だというところだった。そして流暢な中国語でバリバリと「奥の広い席に案内してよ、別に予約とか入ってないんでしょ?(←推測です)」と交渉するリウさん、いやに嬉しそうな店主とウェイトレス(奥さん?)。それを見ながら、「実は僕も完璧には理解できないんだよー。広東語と標準語は発音全然違うからねー」と言う香港系の若手2名。
ビールを飲みながら、話題はフランス語の勉強からFBIへの憧れ、若手君たちのGFの話、今回はカナダに残留してる彼らの同僚の「童貞」インド人、私の常駐先の通訳派遣のナカバヤシさん(仮名・元キャセイのスッチー)まで他愛ない感じで多岐に及んだ。その間にリウさんは私たちの要望をまとめてテキパキと料理をオーダーしていく。ウェイトレス(奥さん?)も、気安く中国語で話しかける。3人と私の会話は英語。日本語と言えば、せいぜい「日本では『ごちそうさま』や『お疲れ様』は使えるといいわよ」なんて話す程度。これじゃ、「俺ホント、フランス語苦手なんだ。だからモントリオールケベックへはあまり遊びに行く気がしないなあ」という若手Vと「私もすっかり忘れちゃったなー」という私がフランス語で1から10まで合唱したのと変わりゃしない。ああ、学生時代、英語が嫌いで日系企業を受験してたはずなのになあ…。
そんなこんなで仕事絡みとは思えない、不思議な夜だった。…っていうかここはどこなんだ? 豊田市だかカナダだかサンフランシスコだか成都だか香港だか台湾だかよくわからないよ。気づいたら間違って、中国語と日本語しか喋れないお店の人に英語で話しかけちゃったじゃん。


西安刀削麺 豊田店】 豊田市駅からなら徒歩10分位かな?男性を含む大勢でなら十分歩ける距離です。売りはなんと言っても専門の職人さんが麺のモト(?)をナイフで削ってゆでてくれる刀削麺。「刀削麻辣麺」はさすがに手加減なしの辛さで美味しかった。他もまったくハズレはないけど、リウさんがオーダーした「豆腐のヌードルと青菜の炒め」は今まで食べた事なかったけど食べやすいし、ヘルシーな感じだし、よかったです。辛くもないので万人向けだし。
http://www.kaisenkan.net/toshomen.html