子供の頃の夢

って何でしたか?私は幼稚園の卒アルを見ると「通訳」と書いています。夜のヒットスタジオ服部まこに憧れてた模様ですが、その後英語に挫折したり女子アナを志したりフリーライターになりたかったり一転して堅実企業の総合職を志望したりしながらも、2●年後の姿として一応あるのが『田舎企業で、へぼい英語の会議内容を、英語をまったく解さない上司に説明してあげる自分』。現実はしょぼしょぼだけど、まあめぐりめぐって近い仕事してると言えなくもないのねえ。世の中不思議ねえ。
それはさておき、今日は会社の後輩Oちゃんの結婚式2次会でした。2次会と言っても実は式はLAで実施済だし披露宴は親戚と上司以外シャットアウトだし、まあ雰囲気としては披露宴そのもの。会場もヒルトンのバンケットだしね。ダンナも同じ会社同じ工場だとか、だから見渡す限り会社の人だらけで個人的にはシャビイ極まりないとか(失礼・笑)、だから男受けを捨てきって趣味に走ったアオザイ風ドレス(オーダーで1万円)+北京で買った総ビーズバッグ(2千円)で自己満足の世界に浸ったとか、挙句の果てに受付やってたアホな同僚から「ついに店でも始めたのか」「店のパンフレットみたいだ」と言われたとか、まあそういう話は置いといて。 会のクライマックスは新婦から新郎に書いた手紙の朗読でした。
「私は子供の頃からお嫁さんになるのが夢で、王子様はいつ現れるのか、どんな人なのか、いつもそんな事を考えていました」 Oちゃんは言いました。 …実は私、将来の夢として「お嫁さん」を想定したことが一瞬としてないんですよね。宇宙飛行士とか旅行の添乗員とか弁護士(それは社会人になってからだ)とかは一瞬くらいはあったんだけど、お嫁さんだけは。Oちゃんの健気な朗読内容に思わず涙しそうになりつつ、『女の子』として私は欠陥品なんだろうなあと思わずにはいられない私でした。
ちなみにOちゃん、顔と雰囲気は白石美帆似の元ローカルミスコン優勝者にして彼氏が社内だった為に毎日エビエビな勝負服で決めてる問答無用のかわいこちゃんなんですが、神田うのプロデュースのピンクのブリブリドレスがこの上なく似合ってて、それはそれは可愛かったです。絵に描いたような『可愛いお嫁さん』で。結婚が夢だった子の結婚はいいものだなあ。