地球の裏側で再会する人、思い出す出来事

何だか縁があるなあ、と思うのです。

そもそもは新卒以来●年働いていた会社で“カラオケ部”の活動を共にするなど仲良し上司だったOさん。結婚式に来ていただこうと連絡をとったら「実はブラジルに駐在がいきなり決まってね…」と言われ、遠くサンパウロから電報をいただいた時にはしばしのお別れを覚悟したにもかかわらず、そのさらに1年半後にはプレトリップなる制度でブラジルであっさり再会という展開。以後も仲良くさせていただいていたのですが、そこへ、同期でいちばんカッコよかった自称・福山ことYちゃんの駐在が決まったのが今年の6月。そして、さらに拡大傾向を取るらしい元・うちの会社は早くも新メンバーを迎えることになったらしく、私とも面識のあるその人・Aさんと、ようやくマンスリーマンション的なコンドミニアムを出て新居に引っ越したYちゃんご一家との簡単な夕食会にお邪魔させていただきました。


「そうそう、今日、ヒマ? Aくんが今日サンパウロに着いて、Yも引越し当日でメシ食べるのも面倒だから一緒にどうって言う話になってるんだけどさ」と通りすがりのOさんにいきなり誘われた今回。「おーーーーーーーー久しぶりぃ!」と、3カ月のラテン生活にすっかり新入社員時代の軽さ明るさを取り戻したYちゃんとそのご家族も含め、楽しい時間を過ごさせていただいたのですが、その最後、私とAさんの会話。


「いやー、本当、驚きました」「本当に久しぶりだねえ。●●さんの送別会以来?」「そうですよね!あれってもう、6年とか前ですかねぇ」「moeringalさんってあの時泊まったっけ?」「ええ」「じゃあ、あの、皆が海岸で脱いじゃったのも見ちゃった…」「ええ」


ええ、ここにも動かぬ証拠が。「そりゃ、失礼したねぇ」とAさん。「いえいえ、楽しかったです」と私。そう言えば、自分と入れ替わりにAさんがベルギーから帰任してきていたんだった。言われるまですっかり忘れてたけど…。


安心してくださいね。私も今や、他社の人間の妻。「やーーーーーーー昔、泊まりがけの宴会でAさんやらY君やら、みんな脱いじゃってさあ」なんてしょうもない過去、言いやしませんから(そもそも、こちらにはもっともっと脱ぎたがりで有名な会社の奥様も大勢いらっしゃるしね、何という事はありませんけど)。


…ともあれ、これからまた、よろしくお願いします。人の縁って面白いよね。