びーばっぽばらっぽ(大掃除の一日)

実はこの2週間、週末になるとちょっとずつ家の片付けをしてます。先週末の「靴&下着」に続き、今回は難易度大幅アップの「ビデオ、カセットテープ&CD」。昨日のビデオはまあ目ぼしいやつを残して9割以上中身も見ずに捨てて終わり、カセットテープも余程思い入れがあった気がするやつを除いて捨てまくったんだけど、問題はCD。…実はワタクシ、中学の頃から節操ナシのメチャクチャな音楽生活送ってるんですね。カセットをあっさり捨てられたのも、時代の変遷によるハードの変更はもとより、その次待ち受けているCDが恐怖の対象だったっていうのがありました。
…というわけで、元来の性格が災いして、歌詞カードとCDとケースがバラバラになったまま実に15年間ほったらかしだったCDの山に挑戦。疲れました。埃だらけで咳とくしゃみが止まらなくなるししまいには涙まで出てくるし。大学時代の分は東京の部屋を畳んだ時にある程度整理・処分済にしろ、それを除いたって歌詞カードとCDとケースを一致させるべく頭使うしついつい聞き入っちゃったりするし。
そんな中、『掃除がはかどるCD』というのは確かに存在するようです。四桁に届こうかという私のCDの中で今日ベストだと思ったのは、恥ずかしながらスキャットマン・ジョンスキャットマンズ・ワールド』…懐かしい。ご存知ですかスキャットマン。英国紳士風のおっさんがバラバラボビリンビリンバババ、みたいなことを当時のテクノ・トランス・ユーロビートに合わせて延々と叫んでるCD。多分女子校時代に創作ダンスで使ったものだと思われる。何しろ歌詞がないも同然なのであれこれ考えなくてもいい。テンポもいいし超オススメ。
10年ちょい前一発屋的に流行りまくってた(「プッチンプリン」のCMまで出てた、「プッチンパポペエーブリバディプリンプリン、パポペパーポペ」とか言って)だけに皆も買ったのか、ちょっと前まではブックオフで100円で売ってたけど、流石に今はもうないかもなあ。古すぎてブックオフでも引き取ってくれない気が。そう言えばスキャットマンのおじさんってあの後わりとすぐ死んじゃったんだよねえ。
私も長く生きてきたものです。
ついでに久々にTMネットワークの1987年時点でのベスト盤『Gift for FANKS』なんかも見つけたんでかけてたんだけど、今聴くとアレだなあ、抑圧されたちょい性格ひねくれ気味6年一貫進学校在籍、みたいな少年少女にこれだけ訴えかける音楽って稀だよなあ。(90年にTMNになっちゃってからの曲は何か大人になっちゃってるけど。)今、小室サウンドだと言わず、全然違う若い人たちでリメイクしたら結構マニアックな少年少女に人気出るんじゃないかしら。でもってこないだの奈良のT大寺学園の子みたいな少年犯罪減少につながるかも。…というわけでこっちは色々考えてしまって大掃除には極めて不向き。
最後はジャミロクワイ『Travering Without Moving』から『Virtual Insanity』でスッキリした棚を気持ちよく眺めて〆。学生時代、トランスより何より、酒飲みながらこういう曲で踊るのが好きで仕方なかったのを思い出します。昨日は発掘した『アトランタオリンピック・日本×ブラジル』(←俗に言う「マイアミの奇跡」。今見るとCMが頻繁に入るし見づらくて仕方ない)を一人で熱狂的に見てたんだけど、この曲が流行ったのとアレを熱狂してテレビで見てたのは、確か同じ年だったと思うんだよなあ。その年私は受験生でした。世代がバレますね! …にしても、一体自分は受験生時代何をやっていたのか。