ミュージカルとアンジョルラス

今回日本に帰ってくるときはNYだったので、観たいなーと思っていた今年のブロードウェイ新作である『シンデレラ』を観てきました。うん、早変わりすごいしフライングはあるしドレス可愛いし、何だかんだ楽しかったよ!…しかし。

シンデレラは可愛かったけど、王子は何というか、微妙にキラキラ感に欠けていて、王子というより『レ・ミゼラブル』のアンジョルラスでも演ってるほうが似合いそうだった。面構え的に。


そして今、現在絶賛東京で上演中のヅカ版『ロミオとジュリエット』が観たい!…と思いつつ、原作となるフランス版ミュージカル初演のフルバージョンを某動画サイトで眺めていたのですが…。

ジュリエットは小柄で若くて死ぬほど可愛いのだけど、ロミオは何というか、黒髪ロン毛でエロそうで老けてて「ジュリエット騙されてる…!」という感じだった。ロミオというよりはせいぜい民主革命でもやってる方が似合うように見える。そう、例え貴族役と言っても、せいぜい髪だけ切って『レ・ミゼラブル』のアンジョルラスっていうかさあ。



結論:なんだかんだ言ってレミゼは傑作。ちなみに私は舞台は鹿賀丈史がバルジャンだった頃の東宝ミュージカル、あとは去年のハリウッド映画版しか観てませんが。私にとってアンジョルラスって、「別に悪かないんだけど、決して美男ではない。決してオッサンではないけれど、バリバリに少年のような若い感じでもない」イメージなんだよなあ。小説の『あゝ無情』では、マリウスよりもアンジョルラスの方が美青年っていう設定だったような記憶があるし、実際この間の映画だってマリウスよりアンジョルラスの方が本来の顔立ちは整ってるっていうんだろうしなあ。なぜ私にとってアンジョルラスがイマイチ認定なのか…うーん、謎。