おとめ、開封 〜オットも開封篇

まさかの2日連続投稿である。そう。当初は「俺の目の前でタカラヅカの話をすることはまかりならん」宣言、その他さらに悪質な方法で私の観劇を邪魔しようとする…など、観劇=浮気だと思っているかのような態度を取り続けていたうちのオットにも、この2年で変化があった。

まあ早い話が宝塚、およびそれに近いイメージの東宝ミュージカル(具体的には「1789」)が気に入ったため、一応の理解と演目によっては同行もする…という歩み寄りを見せたという事なのだが、フン当然よ!と思ったのもつかの間、事態はあらぬ方向に転がっていったのである。

「俺は綺咲愛里ちゃんと星蘭ひとみちゃん(※ともに星組の娘役)が好きだ!今度からは星組を推していく!とは言ってもCDいっぱい買って握手会に行くようなキモい行動はしないけどな(※そんな企画はない)
「というわけで星組の次回公演『うたかたの恋』は名古屋でしかやらないとなったら、これはもう名古屋に行くしかないな!あ、仙台からも3列の夜行バスが11,000円と安いし」

なにー。当初から「中日劇場最後だから、名古屋からタカラヅカの灯が消えないように一般発売で、しかも中日劇場のプレイガイドでチケットを買い、遠征する」と大義名分を掲げ、エステにカイロプラクティックにあと友達にも連絡を取って…と思っていた私の楽しい帰省は変更を余儀なくされ、母のためにとっていたチケットはオットに譲ってやることになった(幸い、従姉がどこからかチケットを手に入れてくれたため、母は母で伯母と一緒に観劇することになった)。まあ、私は金曜に前乗りしてもう一回観たんだけど、プライベート方面の帰省が楽しめなかったよー。歯医者とエステ行きたかったし友達にも会いたかったよー。理解してくれるだけでいいんだよ、オットのやつってばもう…。


さて、自分の趣味にオットが介入してくるのは正直、どうなのか。理解してもらえるのは嬉しいし、即席ヅカ友で気軽にいろいろ喋ることもできて楽しいし、劇場やお茶会(※いわゆるファンミーティング)会場へのアッシー君にもなってくれるのは助かるけれど、逆に家計を預かる身としては、単純に料金が倍!!!になるという怖さがある。倍よ倍。もう転売サイトはもってのほか、食事付の貸切プランだって、(ついでにデートもできるとは言え)1回3万円越すとなー。考えちゃうよねー。でも行くけど。

しかし、オットが急に相好を崩したのきっかけが家で私が見ていた2014年星組「眠らない男 ナポレオン」なのはいいとして、実際に観劇することの楽しさを知ったのが宝塚ではなく小池徹平ソニンが出てくる東宝ミュージカル版「1789」だったのが興味深い。人生、どこで何がきっかけになるかわからないですよね。