遥かなるスウィート・ナインティーン

面倒くさがりやの自分は未だに好きな宝塚スターの名前を辞書登録していないのだけれど(しかし、何でみんなあんなにややこしい名前なのかしらね?)、「安室」に関してはなぜかPCを更新するたびにサッサと登録している。そんなわけで6年というより7年ぶり近く4度目の安室ちゃんライブである。ごめん、忘れてたけど一時期もっと行ってたっぽいわ、実家に残ってた半券を調べてみたら。


いやね、可愛いですよ。昔よりも衣装もバリエーションあるし。前、sweetかなんかのインタビューで「可愛いを受け入れられるようになった」みたいなことを言っていた気がするんだけど、新曲のジャケ写程甘すぎず、でもエレガントだったり可愛い安室ちゃんもいっぱい。従来通りのミニスカニーハイスタイルも、チケット譲ってもらったファンのかたによれば、ツアー中にスパンが増えたりいろいろ進化してるらしい。チケ譲ってくれた隣の席の人が「いや、安室ちゃんのかわいさは妖怪ですよもう」と言っていたけど、ホント妖怪。かわいすぎ。
セットリストも神。もう神ですよ。フラッシュダンスのカバー、あれでミラーボール回って踊れるし、かと思うと結婚式の定番ソングだったあの曲もエレガントな装いで歌ってくれちゃうし、want me, want meとか何年か前のアガる系の曲もたくさん。4年前の感想見てると一部バランス悪かった感じだけど、今回は流れカンペキだった、個人的には。whisperとか小室時代のマイナーなおもしろい曲とか、すっかり忘れてた。懐かしいなあ。そして意外に今聞いてもカッコいいし。SWEET 19 BLUESってこんないい曲だっけか。当時は小室のステレオタイプで押しつけがましい歌詞が気に食わなかったものだけれど。

セットも悪くない。ポールダンスを示唆するメリーゴーラウンドの馬とか、巨大なハートとか、シンプルと可愛いとゴージャスにちょっとだけ悪趣味が入ったわかりやすいセットで、要するに無難だけどちゃんと夢を見させてくれる。


たぶん昔はアムラーだった女の子がすっかりコンサバカジュアルなママになって、10才くらいのムスメと来てるっていう客層が結構な割合なのもいいなあ、と思う。思いっきり中年太りの体でヒールはいてアリーナで踊って司会遮ってごめんね。でも、そこら辺は「大きくなる楽しみ」のひとつにしておいてほしいと思う。だって今時のコドモってモノと情報に囲まれ過ぎていて、“大人ぶらずに子供の武器も使える”美味しい時期があんまりないような気がするんだよ、オバサン(でも安室ちゃんと実は同世代)は。