ケッコンしてます

若い子は違うぜ、と思う事が最近よくある。とは言ってもすごく若い子、ではない。具体的には自分より4〜6歳若い、実年齢的にはアラサーという感じの女の子たちだ。大人っぽいルックスの子であれば、パッと見の雰囲気は自分とも大差ない、その程度の差だ。


しかしなにしろ、とりあえず彼女たちは結婚してるのだ、しかも27才くらいまでに。短大卒から大学院卒まで、皆だいたい学校を卒業して3年以内に結婚している。
今の私が既婚者ならではの立場にあるから、というだけではない。まったく違うところで、違うアプローチで知り合った子でも、この鉄則がどうやら通用してしまうらしい。彼女たちは結婚している。…そして、彼女たちのテンションは非常にスムーズに乾いていて、長い彼氏がいる30代の女子と一緒か、下手したらもっとクールだったりする。いわゆる恋愛や結婚に突っ走る女子とはまったく異なる類の悩みも意外に抱えていたりもする。しかも、こっそりとロマンスも追い求めていたりもする。


かつて私がそういう年齢だった頃は今思い出すよりもこの日記の初期の数年を読み返し、さらにそこでの回想を追いかけた方がより生々しいので割愛するけれど、一方でケッコンしている女の子たちはとにかく熱かった。ヒステリックからお花畑、静かに幸せをかみしめるタイプまでバリエーションは多々あれど、ああもうこの子たちは結婚するしかなかったんだな、という一定の熱量があった。


もちろんそういう女の子も今でもたくさんいると思う。でも、そうじゃない既婚女子もものすごく増えている気がする。彼女たちは実にフラットだ。結婚しているので、結婚に対する迷いだけはスッパリとない分、未婚のアラサーよりもさらにフラットで、私がその年齢だった頃に比べるともっと「結婚をあきらめている女/捨ててる女」に近いテンションだったりする。


…これ、やっぱり世代の差なのかなあ。