チケット貧乏2014・最終回

寒暖の差がひどくて体調悪い。しかし私の気持ちは充実しています。なぜなら、何カ月も前の1次抽選時からねらっていたワールドカップ準決勝のチケットがついに手に入ったからです。


コネもないのにどうやって取るのかと言ったら、これはもう「根気です」と言うしかない。ひたすらネットサーフィン、ひたすら情報収集、そして勝負どころを見定める。あとは自分と同行者の間で、いくらまで出せるかという予算をしっかり決めておく。


今回のワールドカップの場合は、リセール制度があったお蔭か、ギリギリまで公式に認められた手段でチケットが出回っていたため、特にこれらが重要だったんじゃないかなと思います。すなわち、「更新」ボタンを押し、うっかりチケットに空きが出たのを見つけた瞬間、何のためらいもなく「購入」ボタンをクリックできるかどうか。 決勝トーナメントの場合はカードも重要だから、カード不明の状態で、例えばそりゃあオランダ×アルゼンチンが観たいけど万一コスタリカ×コロンビアになってもお金が出せるかという話もある。チケットだけじゃないよ、スタジアムまでの交通手段もあるからね。飛行機の値段に糸目をつけないか、それとも高速バス乗り場に何時間も並ぶさまざまなリスクを気にしないか、そのあたりしっかりさせておく必要がある。しっかりさせておけば、例えそのチケットが1枚10万円を超えていても、後悔もいさかいもないはずです。


普通の日本のコンサートや演劇、チケット流通センターやヤフオクを利用する場合も同じと言えば同じ。一見安くても遠征にかける費用や時間を考えた総額での判断が必要とか(例:東京より圧倒的に座席が多い宝塚大劇場)、タイミング次第では同じ場所・時間の公演でも、却っていい席が安く手に入るケースもあるし(例:旅行会社やホテルのコンシェルジェでは300ドル越えしていたNYブロードウェイ『アラジン』の良席を、前日に劇場のボックスオフィスで半額ゲット)。ボーダーを越えた時を見越して、「プラス3,000円までは頑張っちゃう」のか「いざとなればテレビ(演劇系はDVDか)で観るさ」のか、しっかり決めておきたい。うかうかしてると去年の夏の私みたいに「結局なにも観れなかった…」というケースもあるので、ケチになりすぎないことも重要だと思うけど…。


でも、去年〜今年にかけて、埼スタの日本代表テストマッチがゴール裏後方席で実勢価格60,000円とかっていうのは異常よね。これで代表ブームもまたまたひと段落、いいカードが定価で手に入るといいなあと思ってしまうのは、私がゆがんだ代表厨だからでしょうか。