蓋の中のプレミアムチケット

W杯もいよいよ佳境。2006年の7月上旬のこの日記を読んでいてもわりと一緒なんですが、私、サッカーのワールドカップって、日本が消えてからも時間が許す限りけっこう楽しくいろいろ観てるんですよね。日本が敗退して悔しくてしょうがないはずなのに「お楽しみはこれからだ」なんて言っちゃう自分がカッコつけのサカオタみたいでイヤなんだけど、でもそうなんですもの。個人的には準決勝まで行っちゃうと先が見えてきて淋しくなっちゃうので、ラウンド16が始まる時がいちばん気分的にはアガッてる感じです。

正直今回は、主婦だわ時差がないわでこの上なくW杯を満喫しています。もう「誕生日なので」とうそぶいて年休取らなくてもいいわけよ!「みんなだって観たいんだから」と堂々注意してくる上司がいないって、なんてすばらしいの…!


と、テレビだけでも十分充実しちゃってるそんな私ですが、見つけちゃったよ準決勝のプレミアチケット! さすがに高い、すごい高い。でもオットも観たそうだし、そもそも私たち、このまま行けば、PMA(出場国枠サポーター向け)で押さえてた準決勝と決勝のチケット代が、約40ドルの手数料を差っ引いただけでまるっと返金になるはずなんだけどな…。


「W杯のために南米駐在を承諾した」と公言している夫と私ですから、おカネそのものの事はさしたる問題ではないのです。ここで問題になるのは、しかしこれだけラウンド16が延長戦だらけだったのを思い出すと、果たしてそれだけのカネを払う価値のあるカードが観られるのかという事になります。うちのオットはアルゼンチン好きなのでもちろんアルゼンチンが上がってくる可能性のあるほうの準決のチケットを探すんだけど、当然ながら、いくらアルゼンチン×オランダを希望していたところでもフタを開けたらコスタリカ×ベルギーになる可能性だって結構あるわけだ、だってどれもこれも大接戦だったわけだから。コスタリカ×ベルギー。観たいのかそんな試合。どっちもザックジャパンが練習試合で接戦をものにしちゃった、そんな国だぞ。


しかしこの話の一番のポイントは、私たちが日本のベスト4をこっそり、ちょっとだけ期待してたって事ですよね。ええ、期待してましたとも。宝くじを買うような気持ちでチケット買ってたのよ。まあ差し引かれる手数料からして4,000円とか、まんまソレっぽいですよね。…でも、まさかの「死のD組」1位抜けがコスタリカだったことによって、日本がギリシャに1勝して2位抜けしてれば、あとはコスタリカ→オランダ→アルゼンチンだったって事よね。それって、親善試合で引き分け以上だった国ばっかりじゃん!ああもう、惜しいったら。