先輩モード、後輩モード

今日から“後輩モード”のスイッチを入れたいと思う。

オットも会社に行き、今日から習い事も再開。子どもがいない30代半ば、というのは駐在員の妻(というよりも、転勤族の専業主婦全般)としてはなかなか中途半端で、同世代の友達ができにくい。みんな、園ママとかのつながりのほうが、行事や委員があるだけ濃くなるからね。そこでの選択肢としては(「働く」という選択肢がないことが前提)、「まだ若い、新婚さんとお付き合いする」「同世代の妊活仲間を作る」「年上の、子離れ世代/子供がいないことが確定した世代とお付き合いする」「引きこもる」の三択。私の場合は、ついつい会社ノリで週2であるような習い事に手を出したせいで、自然に三番めのの交友関係に入れていただいている状態になっている。
年上世代の場合、こんな地球の裏まで帯同している人はいわゆる“プロの駐在妻”みたいな人ばかりで、それまでは旅行で行った事があるのすら周囲では自分しかいなかったような国への帯同経験もあるような人あり、ちょっとコワいお姑さん風の役員夫人あり、日本でガツガツ働いていたらおよそ出合わなかったようなような人ばかりでそれはそれでとても楽しいのだけれど、つまり“習い事を再開”とは、イコール“後輩モード”にアタマを切り替えるという事。生意気を言ってもいい、率直に話をしてしまってもいい、でも“あくまでも後輩”という姿勢は崩さない。


これ、最初は意外に難しかったんですよねー。ほら、お嫁さん文化が根強かった当時の愛知県の、さらに男性社会の色が濃かったメーカーで28歳を越えてしまったら、立派な“お局様”だから。結婚して転職した後も、なにしろ年齢層の若い業界だったから、30過ぎてたら立派に“上のポジション”だったしなあ。社歴は短くても、教えてもらう事は教えてもらいつつも、“先輩モード”は最初から崩せなかった。もっとも、旧職のほうは工場部門に行ってからは“お局様”でありながら“職場の花モード”も要求されたから、それなりにお酌も振りつきカラオケも下ネタもお付き合いしてたけどね!でもそれも、女社会での“後輩モード”とは違うんだよなあ。“お局様”兼“職場の花”、それはつまりチーママ的場持ちを暗に期待されている、気がしていたかつての自分である(当時からこの日記書いているので、行間から読み取ってみてね!)。


そんなわけで、笑顔で、まずは大人しく言う事を聞き、甘える所は甘える“後輩モード”に今日から切り替えて行きます。そろそろそのキャラをこれ以上続けるのも苦しくなってきているような気もするのだけれど…