人のデブ見て我がデブ直せ

さてこの年末、日本のテレビを観ていて私がものすごーく驚いたことがある。それは、
「あゆがものすごいデブになっている!!!」
…この14〜15年というものの、私がどれだけ浜崎あゆみが好きか、というかむしろ浜崎あゆみの人生そのものに勝手に寄り添う気分で生きてきたかという事はこの日記を読み返しても散見される事実である。そして確かに私も太った(まじめな話、アメリカサイズでこの10年で2サイズも増えた。アメリカサイズは基本的に偶数で刻んで行くので、4サイズも増えたのか…!)けれど、しかしあゆ、君は私のような一介の専業主婦ではなく、人前に立つ職業じゃないか。鎖骨が埋もれちゃうのはまずくないか。腕なんか、逆にトレーニングに失敗して贅肉の上に筋肉つけちゃったような腕じゃないか。むしろ10才も下の医大生と婚約した今、その体型はヤバくないか。


さて、あゆの事を言ってはいられない。私も上半身にものすごい肉がついている。ダンスの習い事がなくなり、さらにこの年末は体調不良で動きが少なくなったため、四面楚歌だ。しかし、新婚アンド銀座OL時代とは違って、食生活そのものが明らかにやばくなっているわけではないのに、これってどうしたことなのだろう。もしや、もしかして…中年太りってやつだろうか。


そこで思い出したのは年末の宝塚観劇である。その公演を最後に宝塚を辞める中堅男役スターさんがいらして、そのファンの皆さんが揃いの白い服で劇場に大量に出現しており、もちろん彼女たちは一様にスターさんを惜しんでいたのだが、そこは演者もファンも女ばかりの集団、いかんせん口さがない。「でもまあ、ともちん(スターさんの愛称。板野友美を勝手に想像したらひどい目に遭う、長身でゴツいあんちゃんタイプの男役さん)も体型が崩れてきつつあったし、美しいままでそれはそれで…(以下、嗚咽)」 だったら泣くな!っていうか私の目から見る限りフツーにガリガリだぞ!と思いつつ、ものすごくイヤな予感がした。身長179センチの彼女の宝塚歌劇団入団年は私が大学に入学した年齢、ということは推定年齢はあゆと、そして自分と同世代…。そして、その中ではだれよりも、若い頃と同じような体力の使いかたをしなければいけない日々を送ってきたはず…だってあゆって最近リリーススケジュールも落ちてきたし、ライブの動きも減ってるよね。
エイベックスの歌姫にも、妖精・タカラジェンヌ(彼女たちは本当に「私はフェアリー」という持ち歌を持っている)にも共通して襲いかかっているらしい事実。自分との共通点は年齢を除けば、せいぜい子どもを産んでいない、というところか。確かに同世代の友達の大半が、授乳で激やせしているので、その通過儀礼を通過できていないハンデはありそうだけど…加齢って怖い。


まあ別に自分なんて歌姫でも妖精でもないタダの専業主婦だからしょうがないじゃんと逃げるのは簡単だ。でも、それじゃあまりにもあんまりな話。実際自分は誰よりもデブが進行しているし、血圧もなんだかおかしなことになっているし、これはひとつ、今年の目標は6キロダイエットで行かせていただきます。