カントリーライフを考える

先日、横浜に生まれ育って、ご主人の転勤について行った先の東北某所(仙台とかみたいな都会ではなく、『あまちゃん』の舞台に限りなく近い)に定住してしまった、という奥様と知り合った。ご主人はその後も横浜方面・名古屋方面などに転勤しているそうで、10年を超す東北ライフの大半は別居だという。
心底都会の恩恵を受けなければ生きていけないとすら思っている(事実、こんなにフランスやイギリスの田舎町が好きなのに、そこに住もうとはこれっぽっちも思わない)私とは相容れない価値観だなあ、と思う一方、興味もある。すなわち、「東北某所が気に入った」とはどういう事なのか。自然の多い地域で広い一戸建てに住めるという住環境が気に入った、というのが大方の予想だけれども、それよりも人間関係のほうに田舎生活が合うか合わないかという判断基準がある、と私は思っている。『あまちゃん』の北三陸のような「あかるいムラ社会」が水に合ったのか、もしくは「人口そのものが少ない」静けさが気に入ったのか。後者の人なら、あるいは友達になれるかもしれない。一度じっくりお話してみたいものだ。

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オット、会社に行ってくれる。ありがたやありがたや。
お昼、エンジェルフォールで一緒になって以来さらっと仲良しなNさんと、徒歩圏のオープンカフェでご近所ランチ。エビとアスパラのパスタ…という、ここではなぜか高級食材になっているものたちを使ったパスタとこちらにしては甘すぎないケーキをふたりでシェアして、しめて1,250円。カフェでシェア、だと安いなあ。パスタ、ちゃんと固めだったし満足!それでも3年前の銀座レートだったら激怒お見限りプライスだけど…。
まだ夕方にも他のお友達の家に行くという彼女と別れて、日本食スーパーで小松菜・大根・大葉など買い出しをして帰る。今日は日本的な野菜の入荷日なので、駐在妻たちが殺到していた。まあ、私もその一人なわけだけど、こちらに来て料理を始めた私にとって、日本のレシピ本が使えるのはこの店さまさまだと思っている。いつもありがとうございます。
夜は鶏のテリヤキどんぶり(たっぷりの温キャベツを下敷きに、大葉を添えたもの)、ベーコンと小松菜のスープ、種なしブドウ。ブドウは日本食コンビニに置いてあったもので、ちょっと皮は固いけれど自然な甘さ。