子育てダイアリー(ねこver.)

先日のブログで「子どものいない夫婦が犬猫にかけている愛情の熱量がすごい」と書いたけれど、友人iさんが人間の子育てに関してこう書いていて気付いた。


「0歳〜1歳半まではお世話が大変、1歳半〜3歳まではしつけと遊びに連れて行くのに大変。(中略)並行して家事もしなきゃいけないけど、まだ完全に目は離せないし何もかもが思い通りにいかないしイライラ。」


話変わって、読んだ本によると、犬猫の知能や精神年齢はだいたい一生を通じて人間の2〜3歳程度なのだそうです。
そして確かに、最近の自分ときたら「ダメ、みーみー(うちの猫の名前)!」「なんで、とらこちゃん(実家にいた猫の名前。昨年失踪)ができたことがあなたはできないの!」とか1日20回くらい怒っていて、とは言え機嫌が悪くてヒーヒー泣きながら家の中を走り回られちゃったりすると家事も趣味もすべてストップさせて遊んでご機嫌取りをしてあげなきゃいけなくて、あと言葉が話せないからちょっと食欲がなかったりするとすごく心配になったり、オシッコやウンチがちゃんとできているかいつでも心配だし、なんだか2歳くらいの人間の子を持つママの精神状態にものすごく近いイライラを抱えている気がする。とにかく時間があっという間に消費されていくしものすごく疲れる。
そしていっぽう愛情のほうはと言うと、ひとつひとつの仕草に思わず毎日一眼レフのシャッターを切ってしまっているあたり、本当親バカだなあと思う。ただし、人間のこどもの場合は(もちろん両親の嗜好にもよるけれど)たとえばそれで日めくりカレンダーまでつくってしまうような情熱は、幼稚園に上がるあたりまでのケースが多いような気がする。まあ、幼稚園でその子ひとりの様子をひとつひとつ写真におさめておくのは、無理だものね(それともそういうサービスをしている幼稚園も出てきているのだろうか。需要はありそうだな)。そうして空間的にも精神的にも親離れ・子離れが進んでいくのだろうけれど、犬猫にはその先がない。なにしろ、一生を通じて2〜3歳なんだから。

結論から言うと、ああ、成犬・成猫なのにお誕生日ビデオってすごいな…と思っていた自分が間違いだった。飼い主さんたちにとっては、あくまでもその子たちは人間だとしたら2〜3歳のまま。だから2〜3歳の人間の子どもに親がかけているのと同じだけの過剰な愛情(と、人によってはイライラ)を注いでいても、むしろおかしくはないという話なのかもしれない。だって、手がかかるだけ、愛情は増すものね。


↓そんなわけで

「ダメ、インクジェットは水性なんだから、舐めると体に毒だし、私も字がにじんで読めなくなっちゃう!」とイライラ叫びつつ、「あ、可愛い…」とシャッターも切ってしまう自分なのでした。これがあと(長生きしてくれれば)15年とか続くのでしょうか…。