新しい家族ができました

連日4時起きのエンジェルフォール旅行から帰ってきた私は、そのままオットに某ショッピングモールへ連行されました。そしていきなりご成約してしまったのは…猫。


そう、オットが熱烈に欲しがり、毎晩毎晩「猫のカタログ」をこれ見よがしに眺め、雑種好きで「日本に帰ったら動物愛護センターで譲ってもらおう」という私に対して「いかに自分はブランド猫に興味津々か」ということを毎日語った上でついに一目ぼれした猫を、とうとう家に迎え入れることにしたわけです。

ブリティッシュショートヘア、メス、6カ月、マナーが悪く面倒くさがり屋のブラジル人でも何とかなるようトイレトレーニング&ワクチン済。とにかく、人に慣れません。 2日間はこちらがかまえど無視すれど、流しの下から出て来やしない(無理矢理引っ張り出しても、信じられないスピードで戻ってしまう)。もちろんハンガーストライキ4日間飲まず食わずなのに見かねていきなり動物病院のお世話になったり、そんなことも結局全部、オットは会社だから私がやってるし、まだ私なんてとらこ(行方不明になったままの実家の猫)の傷が癒えていないのに!

…とか思うんですけど、可愛いんですよねえ。食べるよりも先に、流しの下から外に出て遊んでくれるようになりました。代わりにカーテンの陰から、おびき寄せないと出てきてくれない上、さらにちょくちょく無視されますが。

っていうか、猫の飼い方ハウツー本の通りに行動してくれないのが心配、ちょっとでも変な素振りを見せると心配でしょうがない、体調悪くてもヘンに我慢してる様子なのが気になって仕方ない、トイレはちゃんとできるようになっているけどその他の事はできるのかどうかわからない、誤飲誤食だって怖い、うっかり窓を開け放した隙に家から勝手に出て行ったらどうしよう!挙句に「流しの下から出てきてくれなくてもいい、ご飯さえちゃんと食べて、変な風邪をひかないでいてくれればそれでいい…」とあたかも引きこもりの息子を持つ母親のような気分になっている私。
…なんでも、猫の知能は2才児程度なんだそうです。永遠の「魔の2歳児」! そりゃ、トイレが上手にできただけでうんと誉めちぎりたくなるよね!!!  アレルギーさえなければ、「あの人は子供がいないから人格的にどうこう」とか陰で言う輩がウザいなーと思う非・経産婦(婚姻歴問わず)は、猫でも飼っていれば「そんな事ないもん、うちの●●(猫の名前)だって大変だもん」と自分自身は納得させることができる…ような気がするよ。それを他人に言うのは違うと思うけど、自分自身の中での話としてね。
別にまだまだ出産を諦めきったわけではないのですが、そんなわけであたかも出産でもしたかのようなタイトルにさせて頂きました。


思い通りの容姿のブランド猫、でも人に慣れてない、そもそも集団生活を離れての一人の生活に慣れていない。「思うようにならない、でも可愛いイキモノ」をオットがどこまで可愛がることができるか、猫と一緒に、私もまったり見守りたいと思います。

日本と世界の猫のカタログ 2013年版 (SEIBIDO MOOK)

日本と世界の猫のカタログ 2013年版 (SEIBIDO MOOK)