ベネズエラに行ってきました

滝壺のない滝、世界最大の落差979メートルを誇るエンジェルフォールを観に、ベネズエラの奥地まで行きました。なぜか弾丸ツアーおひとり様参加で。他のツアー参加者の皆様、ひとりトロくて申し訳ありませんでした。。。

いやあすごかった。雨季の緑の魔境ギアナ高地(by JTBのパンフ)、セスナの機上、厚い雲からふと見ることができたその姿は「すごいぞラピュタは本当にあったんだ」というか(特に建築物ではないのだけど、雲が晴れてそれが見える瞬間がね!)。そして翌日、最寄りのロッジから朝5時に出発しておんぼろの小舟にモーター付けた名ばかりモーターボートで3時間、途中の浅瀬は徒歩30分、最後にもう1回、トレッキング初心者にはちょうど良さそうな密林の岩場を登りまくって2時間、たどり着く展望台から見上げるその姿もすごかった。でも、滝壺はないけれどずっと下流に川はあるのね。行かなきゃわかんないね!


…というわけで、私は不覚にも感動のあまり往復のセスナの中でだーだー泣いてしまったのですが、そんな感じで大変ハードでもあったので(上記の道程はもちろん復路も同じ)、あの場所に強く惹かれるものを感じる人以外にはオススメしません。特に「みんな行ってるから」というだけでやたらめったら旅行したがるそこの南米駐在妻!絶対オススメしないよ!今回、当初予定の深夜フライトが運休になって日程が合わなくなったから参加できなかったオットだけれど、いやあそれでよかったと思う。あとはもうチョイお金を積んで、約1年前のTBS特番『ピン子・壽賀子の南米大陸世界遺産の旅』(←個人的には南米旅番組の傑作だと思う)みたいにヘリをチャーターするかなんだろうなあ。「辛い…ヘリで行きたい、橋田先生(87才:当時)のように…」と思いながらスコールの中歩いていた私の頭の中のBGM、それまでの壮大な『天空の城ラピュタ』のメインテーマ(“君をのせて”ではないほう)や『ロスト・ワールド』『ジュラシック・パーク』のテーマとはうって変わって『渡る世間は鬼ばかり』の軽快ながら哀愁あるメロディで占められたのは言うまでもありません。ちなみにそれにしてもものすごく浅い選曲は勘弁してください、あまりにものすごいものを目の当たりにしてしまうと、人間すべてが原風景に立ち返ってしまうものなのだと思います。


ちなみにベネズエラそのものは、ブラジルから陸路で国境越えして入って、エージェントも付けていたので、だからそこがどう、というのはなかったなあ。チャベス肖像画はどこにでも飾ってあったけれど。ちなみに出国事務所はブラジルよりもベネの方が遥かに新しくキレイな建物で、働いている人もしっかりしていました。ホテルもあんな奥地の割にはまともだったなあ。本当、行ってみないとわからないことって、多いです。


まともな写真や旅行記はまた、facebookにリンク貼っているアメブロの方に書けるといいな。


↓期待よりはすごく内容の薄い本。エンジェルフォールの持ち物などは意外としっかり書いてあるものの、レンソイスは表紙がソレであるにもかかわらずたった2ページしかない!写真はキレイなので、写真を撮る時の参考にはなるかも。「アンヘルさんが発見した滝」であるエンジェルフォールを「天使の滝」と言い切るコジツケな文章にはある意味、敬服。

Hanako TRAVEL special 秘境バカンス! (マガジンハウスムック)

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