もうフィギュアスケートなんてどうでもいいものなのだけれど

この場面での浅田真央の引退表明は意外だったな。「なんで安藤美姫の件をマスコミは何も言及しないんだ」とブツブツ言っている父はまあ、どうでもいいのですが、ヤフコメとか眺めてたら「もう競技は興味ない」「これからはアイスショーが楽しみ」とかいうコメントの多いこと、多いこと。ああ、キムヨナ絡みは抜いてね。アレはアレでもう飽きた。


フィギュア好きな方もこの日記を読んでいるので何とも…なのだけれど、個人的には、2番手・3番手かユニバーシアードとかで成績よかった選手が国際経験を積む場的なイメージだった四大陸選手権までTVで放送する理由ってないと思うし、つまりは今ってやっぱり過剰なブーム状態になるのだと思う。真央ちゃんの引退によってブームが終わる、のであれば、それはそれでいい。夜中にグランプリシリーズをやったり(むしろそれがリアルタイムになるのか)、四大陸はスポーツニュースでダイジェスト映像が流れるだけだったり、まあゴールデンの放送なんてNHK杯と日本選手権と世界選手権だけでいいじゃない。伊藤みどりが銀メダルを取ったころだって、そんなものだったよ。


荒川静香の金メダル(と、安藤美姫の“4回転女子高生スケーター”人気)から始まったフィギュアブームは、恐ろしいほどのバブル。それが終わったところで、フィギュアスケートに熱心になる子供は数多くいると思うし、きっとこれからもいい選手が出てくると思う。「米ソの対立」はこれからも続くだろうし(個人的には日韓のマスコミが盛りあげている“真央×ヨナ”って、フィギュア全体の長い流れで言えば連綿と続く“東側×西側”の延長として考えられる気が私はしているので)それでいいじゃない、何が悪い。個人的には、本田武史がまいた種が花開いて、男子も人気が出てきたのがめざましかった数年間だったなと思う。バンクーバーの少し前あたりから高橋大輔がすごくいいアスリートの顔をするようになって、それは本当に素敵だったなあ。