魂だけジェットセッター

ふと、「2年連続で日本と南米某国を3往復した話」をする羽目になったところ、「moeちゃんってばジェットセッター!!!(笑・ただしそんなにバカにした感じではない)」と南米某国駐妻・Tさんに言われたわたくし。…違いますとも!!! だって俺、ファーストとかビジネスとかあんまり興味ないし(その差額払うくらいなら買い物したいしもっと旅行したい)、そもそも仕事してないしね(涙)! まあ、オットの会社が某グローバル企業の駐在制度を参考にしてくれているせいで、ビジネスクラスに乗せていただく機会も比較的何回か頂いたけれど、それはそれ、たまたまそうしていただいただけの話だしね。これが業績悪化を受けてエコノミー指定になったら大人しくエコに乗りますとも。


そんなある日、素敵な言葉を見つけた。ジェットセッターとしても有名なトロピカル・プラダの異名を持つブランド・OSKLENのデザイナーの言葉だそう。
『何の為に空を飛ぶのか。優雅な休暇や、仕事の為ではない。ただ、感動を求めてだ。』
いい言葉だ! それがジェットセッターの神髄だとすれば、親戚ではない誰かの結婚式はもちろん、浜崎あゆみのコンサートに合わせて日本に帰るという説すらある私にも、十分にその資格があるという事になる。乗り継ぎをタダの乗継にせず、パリでサッカーの日本代表戦を観たり、ワシントンD.C.シンガポールやベルギーで海外在住の友達に会ったりするのも、それはそれは感動と感心の連続だしね。…問題は、足りなくなってきた過去の蓄えなんだけれども。株でも売ろうかなあ。でもマイル貯まってるからあと2回は往復できるな、タダで。


しかしふと気づいたのだけれど、オスクレンは南米はブラジル・リオデジャネイロのブランド。そうそう、南米って、地上交通が整備されていない上に大陸そのものも広いから(そもそもブラジルという国そのものも広い)、イメージ的にはそんなに遠くなさそうなところへ行くにも結構な時間とカネを投入して飛行機に乗らないといけないんだよね。グアムへ行くくらいの軽い気分で航空券を手配したらデリーやモスクワに行けちゃうくらいのチケット代だったり、ちょっと九州へ行くイメージなのに実際はバンコクくらい行けそうな時間飛行機に乗る羽目になったり。だから、今さら日本に行くくらい、別にそこまで辛くはなくなってくるのは…やっぱ、私だけなのかなあ。