週末の日

「私、ここまで海外生活に向いてないとは思わなかったよー」と昔から仲良くさせていただいている色々な人に言っている通り、既にこの国に生活の拠点を移して1年近くが経った今も、私はちっともこの国の状況がわかっていない。言葉もできないし祝日とかの認識もあいまいだ。まあ、その認識、当の現地人たちもあいまいだというのだから始末が悪い。


そんなわけで今日は、ハッピーマンデー的な日のようなのだけれど、オットは普通に会社に行った。冬物を出そうと言えまで配達してくれるクリーニング屋さん(日系人なので日本語ができる)に電話したらあっという間に来てくれたし、家の前のタクシースタンドにも普通に客待ちのタクシーが最高で4台くらい停まっていたので、平日扱いで働いている人も多そうなのだけれど、語学学校はお休み。2車線・一方通行の、毎日バカみたいに混む目の前の道路も、いつ見てもがらんとしている。


なんとなく体力が復活していないので誰かを遊びに誘う気も起きないし、そもそもみんなの旦那さんは会社もお休みなのかもしれないし、とは言え手持ちぶさたになってしまって、朝から語学学校に行ったりダンスに行ったりするのと同じペースで、溜まっていたオットの洗濯物を干して簡単に部屋を吸い込んでしまう。その後は、ひたすらぼんやりと過ごした。そうそう、ここに来た最初のころは毎日こんな感じだったなあ。あの時と同じ夏がもうめぐってきている。たいして緯度が高くもないクセにサマータイムを実施しているお蔭で、ぼんやりしているとあっという間にものすごい時間になるのを思い出して、さっさと目の前のスーパーで簡単な買い物をして、カレーライス他を作って、さっさと食べる。何しろ、オットの帰りを待って夕食を食べていたら、結局22時まで残業してラーメンを食べていた時期と同じくらい太ってしまったのだ。


ようやく日が暮れてきた、と思ったけれどまだ18時半か。すっかり北半球の世界に慣れてしまった。