ディズニー婚に思う
結婚式好きのわたしにはたまらんネタをYahooで見つけました。
シンデレラ城で初の結婚式 “夢の国”で永遠の愛を誓う
オリコン 9月28日(金)14時50分配信 1983年の開園以来初となる東京ディズニーランド（TDL）のシンデレラ城での結婚式が28日、執り行われた。新婦は、新郎が待つシンデレラ城前にビークルに乗って登場。「お二人を大きな拍手でお送りください」の言葉とともに、参列者のみならず、パーク来園者からも祝福を受けた。
プリンセス・シンデレラとチャーミング王子をイメージした衣装を身にまとい式を挙げた埼玉県在住の安孫子高行さん（35）と加越真由美さん（32）は、「2人でよく来ていたTDLのシンデレラ城で結婚式が出来ると聞いて迷うことなく決めた」という。[中略]
シンデレラ城のアトラクション「シンデレラのフェアリーテイル・ホール」内の豪華なシャンデリアが目を引く大広間・グランドボールルームにて、指輪の交換や結婚証明書へのサインを行い、その後シンデレラ城前にてブーケトス。新婦新婦は「少し恥ずかしかったが、たくさんの方に『おめでとう』と言っていただき大変感激」「将来子どもができたら必ず（TDLに）連れてきます」と顔を見合わせながら語った。
挙式後の披露宴は、東京ディズニーランドホテルの宴会場「シンデレラ・ドリーム」にて行い、ミッキーやミニーなどディズニーキャラクターたちがお祝いに駆けつけるという。シンデレラ城で結婚式が挙げられる『ディズニー・ロイヤルドリーム・ウェディング』の料金は50名750万円（1名追加4万5000円）。料金に含まれているのはシンデレラ城内での挙式とプラザでの行進、披露宴での席料、料理・飲料代、衣装、オリジナルウエディングケーキなど。1日1組限定の特別プログラムとなっている。
ディズニー好きオーエルが大量にいた地方の田舎企業出身の自分。LAやマイアミの適当なチャペルやアンバサダーホテルで結婚した子の話は知っているし、ミラコスタで仮契約するもダーリンのご両親がかたくなに神前式を希望されて玉砕したというエピソードも聞いたけれど、これ、日本のディズニー好き女子には最終形態なんじゃないでしょうか。だってやっぱり、慣れ親しんだ＆帰国子女じゃない限りディズニー好きになるきっかけだったであろうTDL・シンデレラ城が一番じゃんねえ。どうにも高いんじゃないかと思う金額も、公共施設貸切使用料だと思えば納得。ディズニープリンセスとプリンスを気取るには新郎新婦の年齢がいかんせん高いんじゃないかという疑問も、ガチでこの結婚式をするなら親が出してくれる相場から足が出ている分は自分たちでカバーしなければいけない前提で考えれば納得の帰納法（まあ、第1号だからモデル料をもらってるとか、オリエンタルランドの社員という可能性もあるけど）。それに、過去の日記を見る限り、Over30の結婚式はいつも、どれでも、「まるで新卒2年目の子の結婚式みたいに初々しく盛り上がる」のだ。それは、たぶん年を取れば取るほど、“大人婚”“シンプル婚”という一般的には年相応だとされるスタイルに逆らって“かつて自分が憧れた結婚式”に還りたくなることに拠るのだと思う。つまり、「結婚式はディズニーのお姫様みたいになりたい」という原初的な野望も、実は年をとればとるほど増大してくるような気もするのだ。事実、30才越えてからディズニー好きでもないくせに『美女と野獣』のテーマでお色直し再入場をしたのは紛れもなく自分自身。ああ。
しかし、私がいちばん引っかかったのは、料金に含まれている「衣装」。新婦はともかく新郎のこの衣装って…詳しくはリンク先。
http://www.disneyweddings.jp/tdh/first.html
このたすき掛け・勲章付きの衣装、果たして似合う男の人が日本国内にどれだけいるんだろうか…。いや、いいんだけど。警察官ウエディングに萌えまくった自分には、あの「刑事ドラマにおける“殉職”の衣装」をさらに過剰にしたヨーロッパ王族の軍服は完全に萌えポイント。そして、面白がってリンクをいじっていたら、さらなる発見。
http://www.disneyweddings.jp/dah/dress/costume.html
…すでに、老舗のアンバサダーホテルでもこの衣装プラン、あったんですね。 いやあすごい。ヅカオタ（＝宝塚オタク）にして大手家電メーカーマダム・Rさん宅で自社製品の大型液晶テレビによる“エリザベート〜愛と死の輪舞”を堪能したその日にこのニュースやらディズニーウエディングやらを漁っていただけに、よけいに。何しろ、エリザベートの結婚式のシーンでフランツ・ヨーゼフが着ていたものとほぼ同じデザイン・配色なんだもの。 シンデレラの王子様プリンス・チャーミングだけではなくエリザベート・ファンおよび宝塚ファンにもオススメのディズニー婚と言えよう。
いやあ、すごい。本当、誰か招待してください。ご祝儀も4万5000円以上出しますので。
