これで人生捨てました

「実は大学時代にWスクールで勉強して旅行業務取扱管理者(総合)を取った」というオットの後輩(なぜこの業界に入ったんだ)が長期出張でこちらにやってきて、「出張者アテンド」の名目のもと(ただしもちろん旅費は自腹)何だか俄然旅行づいている最近の私とオットである。まあ、行けるときに行っておかないと、ただでさえうちのオットは「飛行機に乗る旅行」に対して腰が重いし、加えて唯一の気晴らしが日曜の草サッカー(グラウンドまでは車で1時間)と来ているから、任期中行かずじまいなんてことにもなりかねないしね。まあ、旅は勢いですよ。オーエル時代、仕事にムシャクシャして香港にいきなり逃亡した私ですよ、何をいまさら。


そんなわけで、「少なくとも自然放射能を含んだ量で言えば、福島の農作物を食べ続けるよりもはるかにヤバい放射線を浴びているのではないか」と懸念しつつ、3泊4日の旅行で溜まった洗濯物に呆然としながら、日本一時帰国まで1週間を切っている状況。ケガ?爪、生えてこないしまだ指も腫れてる。 いろいろ、旅より大事なことはあるはずなのに、目の前の旅行計画にあっさり流されていく。フライトが上手く取れないという名目のもと、日本に帰る前に巴里にも寄っちゃう私ですよ。何ですか、もう。


そもそも仕事辞めちゃったのも、「(まあ、もちろんオットは心配だけど)何より海外生活って面白そう、しかも今までほぼ未踏破の大陸だしー」っていう理由だった自分。ああ、もうハッキリ言ったほうがいいのかもしれない。
旅で人生捨てました、私。ああ、もしかしたら人間として最低限のものすら捨ててるかもしれない。


とりあえず帰国後のセカンドキャリアとして旅行会社でバイトくらいはできるよう、旅行業務取扱管理者(総合)くらいは取っておいた方がいいのかもしれません。


(こういう落としを文章的につけてしまうから人間として反省がないって思われるし、事実そうなんだろうなあ。まあ、どうしようもないけど)