その夜 (またの名を初の動画掲載)

はるか地球の裏側ブラジルで在サンパウロ市1部リーグクラブ(3つある)の中で最も熱狂的サポーターが多いと言われるコリンチャンス(もと浦和レッズのエメルソン在籍中。あの人そういうクラブでばっかりやってるのか)がリーグ優勝を果たした日、日本の3部プロアマ混合リーグで空前の熱狂的サポーター数を誇る松本山雅がJ2昇格をほぼ確実にしました。っていうか9月の半ばと11月の頭には昇格絶望とか言ってたんですけどね皆。


いやー人間諦めるもんじゃないね! 最後、11月13日から27日までのJ2顔負けの5連戦(しかも3連続アウェー)全勝って追い上げ方が半端ないわ。しかもうち1つは、去年のJ1王者にして今年も勝ち点70越えで2位の某グランパスがその前日苦節●年目にしてようやく初白星を挙げた「ビッグスワンアルビレックス新潟(しかもセカンドとかシンガポールじゃなくてバリバリのベストメンバー)」。これ見てる松本山雅FCの人、いないと思うけど見てたら言いたいんですが、今のメンバー派手にクビ切ってJ2仕様に総入れ替えとかしない方がいいと思うんですが。それが必要になった北九州とか鳥取よりもたぶんポテンシャル高い人材揃ってるし、最後の神がかった、まあ今回は本当に神とか幽霊とか言われるものがついていたのかもしれないけれどもそれにしても後がないっていう状況下のハードな日程で勝ちまくった実績は嘘を言わないと思う。しかもその日程にはむしろ「めざすべき姿」、J1の地域密着堅守堅実系クラブのアウェー戦が含まれてたわけだし。ちょっとコンサルタントっぽい言い方で嫌だけど、「挫折からの成功体験の共有」っていうのも重要だと思うし。


ここまで見て「なんだまたサッカーネタかよ」と思った人にお土産。この約1年半、空前のJFLブームだった私たち夫婦が松田直樹の件以上に「松本山雅」というクラブのヘンテコさに魅せられたその一端がわかる動画がアップされていたので、貼っておきます。サンパウロでは車のクラクションと喜びのあまり失神した人を運ぶ救急車のサイレンと大通りで暴れ始めた人を捕えるパトカーのサイレンと、あとは近所の住民の叫び声で大変なことになっているらしいんだけど、この今時ありえないくらいの「日本らしい」映像とドイツにもブラジルにも負けてないサッカーバカサポーターの心意気が何ていうか、いや、もう。ちなみにこのおじさん達、ホーム戦を中心にキレイに試合のビデオ取ってYoutubeに画像アップしてくれるので、私もオットもずいぶんお世話になりました。喜びのあまり顔出しって笑うわ、もう。


来年こそアルウィン再訪するよ! (っていうか富山の天皇杯のチケット一応持ってるんだよね自分…)