いっぽう名古屋では

ブラジル駐在妻日記をメインに誰にでも安心して公開できる新ブログ、仮名「キレイブログ」を鋭意作成中。でもうっかりすると脱線しそうな予感。そもそも「駐妻ハッピー★日記」なんてガラじゃないのは百も自己分析済。でも頑張る(笑)。固まってきたらこっちにリンク貼ります。


エリートなのに隠れグランパスサポ疑惑が尽きないご主人を持つイクちゃんとご飯。しかし、そんな旦那さんに感化されたせいか、なぜか話題の後半は松田の話に。実は今日、遥か松本の地では「お別れの会」なるものが開催されていたらしいけど、蓋を開けたら私は私でちゃんと個人的に「お別れの会」をしてしまったみたい。

松本山雅本拠で松田さんお別れ会
ニッカンスポーツ 2011年8月26日21時1分

JFL(日本フットボールリーグ)の松本山雅は26日、長野県松本市の本拠地・アルウィン松田直樹さん(享年34)のお別れ会を実施した。

午後7時20分から始まった会に集まったのは3200人。献花台にも多くの花束が並んだ。特別映像などが流され、今後の試合でスタンドに飾られる「3 MATSUDA」と記されたビッグフラッグの完成お披露目もされた。

あいさつに立った大月弘士社長(45)は「松田直樹選手が16年間、長きにわたって活躍した横浜は3番を永久欠番にすることを決めましたが、私どもは検討した結果、あえて我々はしないという決断を下しました。必ずいつか松田さんの3番をつけてみたい、そんな選手が現れることを目指したい」と話した。


戦力外通告をしたマリノス永久欠番、死去した時点での所属クラブの山雅が永久欠番にしない、という選択は、おかしいようでいて個人的にはごく自然だな、と思う。「マリノスの3番」はあまりにも輝かしく重苦しくいろいろな意味を持ちすぎていて、「松本山雅の3番」は大きな意味を持つ前に“また日本代表がきてくれるような、もしくはいつかここから日本代表が出るような”という希望的なニュアンスだけ残っている。だって実際、いつかドキドキしながら、でも誇らしく松本の3番を付けるディフェンダーが出てくることが簡単に想像できる。逆にマリノスに関しては、そんなに欠番が嫌だったら今年ヘンな遠慮なんかせず、知らん顔して無理矢理「俺の後継者」と松田自身が言っていた現役代表DFの栗原か、さもなくば松田と入れ替わりでマリノスに入った前橋育英卒の青山に付けさせちゃえばよかったんだ。


そして気づいたらつい昨年までサッカーとは縁もゆかりもない生活を送っていた女子校・女子大卒のイクちゃんに「松本山雅FCがいかに応援したくなるクラブか」を熱弁していた私。いやあ、伝えるの難しいんだよなあ。たぶんJ1の、しかも動員数がわりと多い系のクラブの試合に何回か行った上で観に行けばきっとその微妙な楽しさがわかる気がするんだけど、でも行かないとわかんないよなあ。最近新作のうわさを聞かなくてちょっと心配なヒュー・グラント様の傑作『アバウト・ア・ボーイ』の原作者が書いたサポーター小説でも、アーセナルの熱狂的なサポーターがふと地元の4部リーグの小さな、ヘンテコで、でも愛すべきチームを応援するシーンがあるんだけど(そして作中でそのクラブは2部まで上がるんだけど)、ちょうどそんな感じ。選手も観客も人間臭いから、サッカーがいつも以上に3次元に見えるような気がするんだよね。ああ、難しい。松本という立地も微妙に難しい。もしかして名古屋のほうが微妙に便利なのかね? …うーーーーーーーん、これは「信州ステキ旅(でも時々サッカー)」第2弾を企画すべきなのかしら?

ぼくのプレミア・ライフ (新潮文庫)

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【Buon Jumijaccio】
千種駅近くに最近できたらしいイタリアン。コース料理がないし、グラスワインの種類も多いので、レストランというよりはバールのイメージ。でも、一席ごとのスペースがリストランテ級に広いからゆったりできるし、気の置けない友達と微妙な話もできます。お料理は手打ちパスタがたくさんあって美味しい。
http://www.jumijaccio.com/