地球の裏から

寝る前に何か微妙な予感がしてパソコン開けたら、これですよ。去年の解雇騒動あたりを機に、「昔から愛着あるスキな選手」から「朝5時半に家を出て300キロ走破してでも応援に行きたい選手」になった彼の、信じられない一報。

松田が練習中に倒れる=元日本代表DF、搬送時意識なし―サッカー
時事通信 8月2日(火)12時13分配信

サッカーの日本フットボールリーグJFL)、松本山雅FCに所属する元日本代表DF松田直樹選手(34)が2日午前、長野県松本市内で練習中に倒れ、病院に救急搬送された。搬送時、意識がなく、心肺停止状態だった。病院では、集中治療室に入っているという。
松田は昨季までJリーグ1部(J1)の横浜Mに所属し、3度のリーグ優勝に貢献。日本代表としてもワールドカップ日韓大会に出場した。昨季限りで横浜Mを戦力外となり、松本山雅に移籍した。
チームはこの日、午前9時半から練習を開始。消防には同10時すぎに119番通報があったという。

その後、微弱ながら心拍が戻ったという情報、人工心肺で以前厳しい状況という情報を得て今に至る模様。twitterではマリノス松本山雅だけに留まらないJリーグサポーターの人たちが各々、彼の復活を祈念している状況のようです。あ、海外版NHKの、日本時間朝6時「おはよう日本」でもスポーツトップの扱いで報じられていました。あとブラジルのスポーツ紙(というかほぼサッカー専門新聞)「グローボ・エスポルチ」にも記事があったな、“Zagueiro nipônico sofre parada cardíaca durante treino no Japão〜Naoki Matsuda, de 34 anos, foi levado para o hospital inconsciente e estado é grave. Atleta defendeu a seleção do país na Copa de 2002”だって。別に誰かが噂してたみたいに「死んだ」なんて先走り報道はしていないみたいよ。

サンパウロにある「MUSEU DO FUTEBOL(サッカー博物館)」の“ブラジル代表W杯の歴史と軌跡”みたいな展示の中に、2006年の予選リーグで中澤が孤軍奮闘するもあっけなくブラジルにガンガン点を入れられまくってしまう(ツネ様は確か累積イエローだっけ。坪井か茂庭はどこに行ってしまっていたんだろう? 追いついていなくて姿が映像になかった)映像をざくざく見せられてしまって「2006ワールドカップに松田がいれば…」と暗い思い出を蘇らせていたオットなどは、その夜(サンパウロの時差は日本とちょうど12時間違い)ほとんど眠れなくなってしまったらしい。

もちろん私も祈っています。そして、他人事じゃないな、とも思うのです。

サンパウロに来てから風邪が治りません。薬が切れてしまったことはあるにせよ、少しよくなっては悪くなるの繰り返し。家探しやサッカー博物館やサッカー観戦なんか行ってるからだと言われると否定できませんが、でも、日常生活を考えれば1週間以上ずっと家に居られるわけがない。昨日のサンパウロの“最高”気温は18度、今日は27度。街の人たちの服装も、昨日はダウン(それも大げさだけど)、今日は半袖です。新しい土地になかなか慣れることが出来ていない、というのが正直なところでしょう。あとは単純に、私たちはもう若くない、ということ。無理がきかなくなっているのかもしれないし、環境への適応が難しくなっているのかもしれないし、一度体調を崩すとなかなか回復できなくなっているのかもしれない。

まだ若いから、などとは思わず、十分体には気をつけていきたいと思います。事実上、年内は今年の松田同様、単身赴任状態になるオットは特に。慣れない環境だしね。