謎のリゾートライフ

さて、ブラジル某所です。サッカー王国ブラジルの、とある街（サンパウロ州郊外）にいます。オットは会社に行きました。なぜだか出張者の定宿は、庶民派のちょっと古びたリゾートホテルっぽいところでして、日本人ビジネスマン以外は地元の家族連ればかりを数組見かけます（平日で、しかも今って冬なのに…）。周囲にお店もないので、一人歩きはダメだって言われたし、非常にヒマと言うか優雅なリゾートライフを送る羽目となっています。部屋を掃除してもらってる間、プールサイドの屋根付デッキで本を読んだりとか。なんて優雅。

っていうか気合を入れて写真を撮ってみると、意外と素敵リゾートに見えます。変で安っぽいウォータースライダーがあったり、実物はかなりしょぼいのですが。

でも、ちゃんと人もたくさん雇われていて、フロントにあるラックレートも意外に高い（日本円で15,000円くらい）ので、ここではそれなりにいいところなのかも。ネットも早いし無料だし。

サッカー王国といえば、先日はほぼ同時間帯にコパアメリカ準決勝「パラグアイ対ベネズエラ」とブラジル国内リーグ「パルメイラス対フラメンゴ」のTV中継があって、客室フロアの廊下のあちこちからピーッというホイッスルが聞こえてきました。…壁薄いんですここ。でも今となっては地元の人は国内リーグ見てるんだろうなあ。ちなみにロナウジーニョは元気そうでした。そしてパラグアイ、1勝もせずに決勝進出。駒野、気にすることはない。パラグアイのPKへの情熱と勝負強さの鍛錬はたぶん世界一だから（と思う）。
　
でもって王国らしく、ホテル内にはプール以外にも小さなフットサルコートがあって、しかもちゃんとそれを使っている家族連れ宿泊者がいた。ちなみにこちらでは、通りすがりのガソリンスタンドでもサッカーボールが売られています。「欧州に人やりすぎて微妙に最近弱いんじゃねーか」というブラジルですが、そういう裾野の広さはさすがだなあ、と思います。

ちなみに気候ですが、最高気温27度・最低気温17度・湿度55%程度。どこが冬だよ。夏が恐ろしいよ。よく見たら植物の形も変だし。…というわけでとりあえずは、軽く避暑気分を満喫しています。っていうか冬服持ってきた私って…。