ブラジル道中記(サッカー大国経由サッカー王国)

ここはどこ私はだれ。…っていうかブラジル某所なんですが。勢いでついてきてしまったものの、肝心の不動産物件はまだ出揃っておらず、かろうじてネットのつながるホテルで留守番をしつつひさしぶりに暇な時間をつぶしている次第です。いやあ怒涛だった、この1週間。

急に日程を詰めたので航空会社や出発空港が思うように選べず、ルフトハンザドイツ航空セントレア発・フランクフルト経由でサンパウロへ向かうことになりました。っていうか久々のビジネスですよ! かつてはオット含めた私の前職のグループ企業も出張・駐在とも4時間以上でビジネスだったものですが、今はこの厳しい円高のご時勢を反映して欧州・北米まではエコノミーらしいんですけどね。南米だけビジネス容認らしいんです。…まあ、確かにキッチリ倍かかるのでね、うれしい心遣いですね。しかし恐ろしいもので、いざとなるとLHってエコノミーは食事とかいいことで有名だけどビジネスはイマイチって話だよねー…などと言ってしまう私。ワールドカップ世界一のなでしこJAPANですら同じLHのエコノミーで帰ってくるこのご時勢、しかもオットのオマケで、なんて美味しいんだ自分! ああ、何をがんばればいいのかわかんないけどとりあえず、自分のできることを全うするのみ!

…でも、いざ乗ってみると、確かに広くはないし、アメニティも少ない(SQのエコノミー長距離路線と大差なし)けど、今時フルフラットになってくれないそのレカロシートがなかなかどうして快適なのだった。人間工学の賜物でしょうか。

あと、乗り継ぎ時間がそれなりにあったので、トランジットホテルまで無料でついてきたんです。やや古さが出ている感じだったけど、さすがドイツ、清潔だし、ブラジルのホテルではよほど高級じゃない限りつかないバスタブももちろんある。やーーーーー、嬉しいなあ。セレブだなあ。空港に行ったら行ったで空港ラウンジがあるしなあ…。
 

しかし時間・金銭ともに限られたトラベラー癖がついている私、やはりどうしても、乗り継ぎに7時間もあるならフランクフルトの街に出て行ってしまいたくなるのでした。だって空港から市内中心地までタクシーで片道30分・3,600円ですよ! ブラジルでは治安の関係上あまりブランド物が持てないので、たいしたものを買ったわけではないけど、街はまだ、ちょっぴりサッカー女子W杯の名残も。日本の優勝をたたえる電子ボードまで出ていました、どうもありがとう!!!
 

広大なフランクフルトの、LH専用ターミナルの中でも妙に隔離されたCゲートから、一路サンパウロへ。っていうかCゲート、2回目だからいいんだけど、免税カウンターはないし免税店はおよそ地味な上閉店時間も早いし、そのくせセキュリティだけは他のゲートの3倍くらい異常に厳重だし、非常に泣けてくるんですけどー。待合も、ファースト・ビジネスは各ゲートごとにラウンジが別々に設けられていて完全隔離状態なあたり、何だかなあって感じだし…。
ちなみに他の行き先は、テルアビブ・ヨハネスブルグボゴタ・中国各都市・成田。世界の危険地域ってことですかね。中国の地位ってまだまだなのね、そして関空行きと名古屋行きが普通のBゲートなのに成田だけこっちって、もしかしてやっぱり放射能リスクを反映してのことなんでしょうか? 何かやだなあ。
しかしオットが絶賛する空港ラウンジ、私はやっぱりそんなに有難味を感じないんだよなあ。免税店大好き症候群だからなんでしょうけど。Cゲートだったらなおさら、B→C間の徒歩20分をおしてでもBゲートのきらびやかで安い免税店街をですね…(笑)

ああ、何だか私、やっぱり有閑駐在マダムって柄じゃないかもと思った次第です。ちなみにルフトハンザは搭乗クラスを問わずサッカー関連の情報番組が充実してまして、しかしこの日のサッカーニュースはなぜかビックリするくらい「澤祭り・香川祭り」でした。えーっとここってドイツの航空会社、しかもさすがに日本人が少ない路線ですよね、と思いつつ、サッカー大国ドイツの皆様、ウチの澤ちゃんとシンジをご評価いただきどうもありがとうございます!!! さあ、いよいよ次はサッカー王国ブラジルへGoだ!