ダンシャリアンは強者の理論

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家を片付け始める。まずは、クローゼット近辺から。現地にしろ実家にしろトランクルームにしろ、送る前にいらないモノは処分してしまおう、というコンセプトで、長年溜めこんでいた洋服やらなんやらかんやらを片っ端からチェックする。会社を辞める前に読んだ「断捨離」のコンセプトで、ふふふ、今日から私も捨てられネーゼからダンシャリアンへ!!!


…と思ったのだけど、先週みなとみらいのセールで可愛いなと思ったチュニックワンピにそっくりな服を見つけて、早くも挫折。ええーーーー、7年前にチェコのpromode(ZARAにそっくりなスペインブランド)で買った服とほとんどそっくりじゃないかー。あの頃は買ったはいいもののサイズが大きかったんだけど…あれ、今着たらちょうどいいよ!!!(泣笑)…まあ、ポジティブシンキングで「6,000円儲かった」と思っておきましょう。


そんなこともありつつ改めて見てみると、確かに大きな紙袋いくつか分は古着とゴミが出たのだけど、思ったほどドラスティックには捨てられない。うーーーーーーーん、断捨離以外でも、流行りのお片づけ本の大半は「とにかく、捨てる」ことをうたってるけど、「新たに買う必要が出てくる」と考えると、果たしてそれが本当にいいとは限らないんだよね。今後予測される生活環境の変化で、数年後には確実に復活できそうなものも多い。そうなってくると、「とりあえず捨てる」よりは「とりあえずとっておく」ほうが賢明なんだよなあ。…だってワタシ、失業者ですもん。「また必要になれば買えばいい」っていう理論がなかなか言いづらいんですよね。捨てればタダ、売れば5円〜300円、また買った場合はダイエーで1,490円、デパートやセレクトショップなら5,900円〜19,800円…みたいな服、あるでしょう。


とりあえず捨てるものは捨てるし、ブックオフに持っていけそうなものも分けていくけど、あとは「就職時スーツ下」「部屋着・パジャマ流用」「ジム」「着こなし再検討」…と用途別に分けて取っておくことにしました。けっこう執着がなくなりつつあるので、稼ぎがあればもっとドラスティックに行けたんだけどなあ。失業した今だからわかる。ダンシャリアンは強者の理論、だと思います。



【写真】捨てるもの。ギャルブランド(LIZ LISA系?)×キティちゃんコラボのくたびれたTシャツ。キティちゃんが割とクラシックな柄だったのがよかった。バックの肩先のリボンもよし。
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