母娘観戦体験 〜2011年6月22日・J1第17節 @ニッパツ三ツ沢球技場

fmarinos

勢い余って母をマリノスの試合に連れて行ってしまいました! 横浜FCの試合があったと思われる日曜、うちのベランダから三ツ沢の照明を見て、「試合をやってるのかしら?」などと言い始めたからなんですけどね。そこで平日19:30キックオフの試合にひょいっと連れて行っちゃうことに。うーん、こんなことできたのも、平日フリーダムのなせるワザでしょうか? でも、定時帰りのサラリーマンっぽい人もいっぱいいたよ。50台前半の管理職っぽいオジサンが、キックオフ後に到着するなり、気温が上がっているスタジアムの通路で、クールビズなワイシャツの上にわざわざユニフォーム(今年バージョンの25番中村俊輔)を着る姿には何というか、ちょっと感動した。


しかしウチの母はまず、試合前からハーフタイムに試合後までおおいに盛り上がり続ける『サポーター』なるものの存在にビックリしたらしい。まあ、私もマリノスの試合って何回も行ってるけど、ゴール裏のいわゆる爆心地って三ツ沢じゃないとよくわかんないからね。「三ツ沢狭いんで、全体で盛り上げましょう!」ってコールリーダーが私たちが座ってるあたりにわざわざ呼びかけてきたりとか、普段の日産スタジアムのカードとはいろいろ違うところも多くて、でもその分楽しかったと思う。椅子に背もたれのない古いつくりのスタジアムなんで、母は翌日腰が痛くなっていましたが。


っていうかボンバー中澤が好きな(本命は現・ジュビロ磐田川口能活)母を慮って、お値ごろ、かつ比較的ディフェンスラインに近いポジションをキープしたら、ビッグフラッグが出る場所になっちゃった!!! 事前にサポーター集団のかたが説明に来たり、いやー、私も初の経験。「上がりまーす」という合図と同時に、私たち普通の観客はフラッグの布を下から手を添えて支えます。ちなみにマリノスのビッグフラッグ(タイトル写真。検索ヒットした画像をお借りしました)は、チームカラーのトリコロールにハートマークで非常にかわいい。90年代の大学のテニスサークルっぽいデザインで、ちょっとかわいらし過ぎる気もするけど、このクラブは女性サポーター率がすごく高いし、練習場も素敵なウォーターフロントの繁華街(ベイクォーターとランドマークタワーの中間地点、というかそんな感じの立地。なお観光客向け循環バスに「マリノスタウン」という停留所もある)にあるのでよく似合っているんじゃないかなあ。それにみんながみんなビッグフラッグがドクロマークとかゴス風レタリングばっかりじゃつまんないよね?


さすが国際都市? というか、すげーいい声の白人サポがいて面白かった。どこかのスポーツバーの人とかなんでしょうか? もしくは日産ルノーの出向者とか?


試合は、無風。調子の出ないアルビレックス新潟は完全にガチガチに引いてて、マリノスマリノスで俊輔がいないせいかイマイチ迫力に欠ける。小野も大黒もあと一歩が出ない。…とそんなときに気を吐いていたのが兵藤。俊輔の代わりにプレースキックを担当、もらったPKもしっかり決めて、1-0で勝ちました!!! 兵藤、最近調子よくなかったけど、よく頑張った!


雨じゃないです、勝利のトリパラ(トリコロールパラソルの略。ちなみに「コーヒールンバ」の節に合わせて回す)。中澤も一時期よりはちょっとだけ元気になっていたみたいだったし、実は私、こういうマリノスのつまんないウノセロ試合って大好き(笑)なので大満足! 何も知らない母は、「でも、亀田製菓の人たちかわいそうねー、せっかく新潟から来たのに…。1対1とかでもよかったのに…」との事。亀田製菓ってそれタダのスポンサー名…いや、しかし、そういうことを思っていると、格下に同点どころかアッサリ負けるクラブなんで、そこんとこは情けをかけないほうが。それに、勝たないとパラソルも出てきませんし。


試合終了後は中澤もあいさつに来てくれたよ! カッコ良かったよ!


さて、引っ越しまであと1か月足らず。もしかしたらこれでマリノスの試合を見に行くのは最後かなあ…。次に行くのは、もしや●年後? 帰国後はまたこの街に住むはずなので、もちろんまた戻ってきたら応援に行くはずなのだけど、同世代のボンバー中澤や俊輔はそれまで頑張ってるのかしら? 残念ながら難しいだろうなあ…そういうことを考え始めると、やっぱりちょっと淋しくなってしまう自分であった。