つれづれテレビ〜誰にでもわかる死の予感

パネルクイズ・アタック25の司会がもっとも有名だけど実は「美女か野獣」でのベテランアナウンサーなお姿が一番大好きだった児玉清がお亡くなりになったそうです。がんだったんですって、知らなかった。でも、アタック25をひさしぶりに見た時にずいぶん痩せたな、と思ったんですよね。あれはいつだっけ? 地震の後の連休で名古屋にいた時だったから3月の末だっけ?


ずいぶん痩せたな、と思ったらわりとすぐにレギュラー番組がお休みになってそのまま亡くなってしまう人って最近多いなあ、と思います。大沢親分とかね。ぎりぎりまで好きなこと(おそらくは仕事)を続けられるような医療が発達しているからでしょうか。いや、だからこそ、それでも目に見えてずいぶんげっそりと顔が痩せるってほんものの“死亡フラグ”なんだな、と思う。不謹慎ですが。…ともあれ、実家暮らしだったころに比べて日曜にあまりテレビを観なくなっているのだけど、児玉清大沢親分も、たまたま『最後のTV出演』を観ていたので、すごく淋しい。


つれづれテレビと言えば最近の私のブームはめっきり『名前をなくした女神』です! 初回からじゃないんだけど会社を辞める前、専業主婦と言う立場を考えるにあたって気になってからこそこそ録画してあって、辞めてから観はじめたんだけど、(冒頭で安達祐美の自殺未遂はあったけど)人が死なないままここまで来ている「実話がベースの話」というフレコミなぶん、前シーズンの『美しい隣人』より怖くて面白い。どこがってあの大げさな音楽が。あと、杏はまあやっぱりキレイな子だな、そしてCMが謙さんなのはやはりスポンサーの意図なんだろうか…という感じなんだけど、尾野真千子を筆頭とした他のママ友役の女優さんと子役がみんな、とにかく上手いんですよね。だから余計におどろおどろしい。昼メロ進化版ってところでしょうか、どうでしょうか。そしてさらに、セレブママ・木村佳乃(当たり役。服装がかわいい)とギャルママ・倉科カナ(この人の下世話で邪悪な顔もほんと上手い)が住んでるマンションが今自分が住んでるところからわりと近所にある。もうクランクアップしちゃったのかなあ、見張りに行きたいなあ(注:厳重警備であると思われる豪華タワーマンションなので不審者扱いされること間違いなし)。それにしてもうちの近所ってそんな土地柄なんだろうか。 「やーーーーー、朝っぱらからこんなドロドロドラマ観れるなんて (火曜と木曜の夜はポルトガル/ブラジル語講座に行っているので『BOSS』ともども録画) 、専業主婦って楽しいなー」とか言ってる場合じゃない!!! 怖いよー。それも含めてモダンホラーな逸品です。