海と波と平和と〜南紀白浜旅行記 (3)

shirahama_miyage

忘れたころに南紀白浜旅行記完結編。行ったのもう3カ月前…。
豪華温泉リゾートに浮かれたりアドベンチャーワールドで動物を撮りまくったりしていましたが、ちゃんと名勝というか景勝地の観光もしてきましたよ!!! 


波の浸食でぽっかり穴が開いている円月島マルタ・ゴゾ島のアズール・ウィンドウと同じ原理だけど全然小さいなあ…とは私は思わない。日本は伝統産業から名所旧跡まで、とにかく繊細でコンパクトにできているから。アズール・ウィンドウもものすごくよかったけど、こちらもこちら。


三段壁。断崖絶壁にあるエレベーターをどんどん降りていくと、かつて熊野水軍の舟隠し場だったという洞窟に。観光地としてはちょっと古臭いチープさは否めないけど、これはこれで面白い。入場料が大人1,200円は高いよー。…というわけで、空港や駅で割引券をゲットしておきましょう。

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千畳敷。岸壁を波が浸食して色々な色や模様になっていて美しい。ほんと、寒くなかったらもっと長居してボーッと岩と海を見ていたかったくらい。もっと広かったらもっとすごいんだけど、まあそこは日本ですからね。「もう一泊すれば熊野三山にも行ける」コンパクト感もそれはそれで、いいと思う。

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(自称)日本最古の公共立ち寄り温泉・崎の湯。ふきっさらしの中にある脱衣所は、まさかすぐ近くの「かんぽの宿」から覗けるんじゃあるまいか…というスリルを感じつつ、行ってみれば究極のインフィニティプールならぬネイチャー・インフィニティ温泉。撮影禁止だったので中は撮れなかったけど、自然の岩の段がそのまままっすぐ海につながるように見える構造の温泉なんてサイコーじゃないですか(かなりゴツゴツしているけど)。昔の日本人はいいところに目を付けているなあ。

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岩の向こうが温泉。一番高層が木の湯桶で、あとは岩が三段くらいになっていて、そこに温泉が貯まっている。
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白良浜。狭いけどいやいやワイキキより白いっすよ、この砂。クリスマス〜年明けは、ここでイルミネーションをバンバン点けていたみたいです。

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しかし海沿いの写真って、震災後に見てみると、「南海地震津波が来たらこんなところ、ひとたまりもないんだろうな…」と思ってしまう。今ならちょっと、少なくとも怖がりのオットは行きたがらないだろうなあ(ブラジルでも水に浸かった街や空港の映像はバンバン流れていたらしいので)。行けるときに行きたいところに行く、これってホント、重要だと思う。今までは政情不安やテロにかこつけてもっぱら海外でそんなことを思ってきたけど、日本だって同じだよね。…うーん、そうすると、(地震津波の影響がそこまであるとは思わないけれど)熊野古道まで行けなかったのが悔やまれます。