風評被害チャリティ(案)

野菜買い控えてたら久々にあごの下に吹き出物ができてしまった。痛くて大きいやつ。ストレスか。いやいやたぶん、単なる野菜不足だと思う。


「ただちに健康に影響はない」と言いつつ、内部被ばくって累積だからなあ。よく引き合いに出てくるヨウ素131はわりと半減期が短い上に排出しやすくても、簡易検査じゃ出てこない微量かつ自然界には存在しない放射性物質ストロンチウムとかテルルとか)のほうが実はクセありっぽいし。そっちが怖いんですよ、だって明日明後日収束できる話じゃなさそうでしょう、どう考えても。


外食になるランチはできるだけ野菜を使っていないもの、家で食べる野菜も出荷停止が1回でもかかった県の産物は買わない。しかしそうすると買うものがほとんどない。頼みの綱だった義母おススメ「コープ国産野菜と果実100%ジュース」も、震災前ロットは発売終了の模様。震災後ロットだったら、銀座の外食産業じゃないけど国産より輸入野菜のほうがマシな気がするし。


[:W200]


っていうかこの間ここで引用した「兵庫県産のキャベツ」は「他県産のハクサイ」の間違いだったそうです!!! …これって、完全に産地偽装だよなあ。ちょっと前にひっそり公開されていたニュースなので手遅れなのだけど、「他県」は何県で「輸出業者」はどんな会社だったのか細かく書いて欲しかった。

輸入停止問題、キャベツではなく白菜=他県産とも取り違え―兵庫

時事通信(4/7 12:36):シンガポール兵庫県産農産物の輸入停止問題で、県は7日、放射性物質が検出された野菜はキャベツではなく白菜だった上、輸出業者が他県産の白菜と取り違えていたことが分かったと発表した。農産園芸課は「兵庫県産の野菜に問題はないことがはっきりした。今後はシンガポール政府に輸入停止の解除を求めていく」としている。


本来はやらない「水で洗って、さらに細かく刻んでから放射線量を測定する」「離れた何ケ所かの牧場の原乳を混ぜて測定する」といった測定方法で無理矢理出荷規制解除に向かっていると言われる今日この頃。いっその事潔く、「福島・茨城産 野菜と果実100%ジュース」なんてのを出してもらってもいいんじゃないかと思います。それなら、農家はモノを出荷できるし加工業者やメーカーも仕事がなくならない。標準的な国産野菜ジュースとほぼ同じ金額で売り出せるはずだから、その利益はそのまま“大打撃を受ける福島の農家”へのチャリティにつながる。なにしろ、募金の王様・日本赤十字社は、未だに各自治体に義援金を分配することすらできていないらしいので、この方が早く的確に、農家・食品加工業者・パッケージ業者・輸送業者・小売に利益が分配されるんじゃないだろうか。単価として100円か200円の話だから、「カワイソーだとは思うけど、でもやっぱり食べる気はしないわよねー」という人は買うだけ買って飲まなくてもいいわけだし。勿体ない? いやいや、だって募金してもらった赤い羽根を後生大事にコレクションしてる人ってどれくらいいるんだろう? 捨てちゃう人がほとんどだと思うんだけど。このジュースの場合は、気にしない人や政府の表層的な発表を信じられる人、恐らくは発がんする前に寿命が来そうな人はそのまま飲めばいいわけだから、羽根よりはよっぽど活用されると思う。


…いかがでしょう?